プロアマ戦で最終調整した上原彩子

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前情報（9日）◇軽井沢72ゴルフ北コース (長野県)◇6655yd(パー72)

34歳の上原彩子が地元大スターの引退を悲しんだ。同じ沖縄出身で9月に引退する歌手・安室奈美恵(40)について「すごく寂しい。まだまだできるのに」と惜別の言葉を並べた。3月に行ったプロ15周年を祝うパーティでは代表曲「Hero」を登場の際に使うほどのファン。カラオケでは「CAN YOU CELEBRATE？」が“十八番”だ。

＜＜　下に続く　＞＞

プロゴルファーと歌手という違いこそあれど、憧れの人の引き際に触れて「自分はどっちかというと長くやりたいし、できると思っている」。世界のトッププレーヤーが集う米ツアーが主戦場だが、その言葉を実現するためにも日々、努力を重ねてきた。「昨年と同じ自分だったら落ちていってしまう。毎年成長をしないといけない。どんどん新しい選手がでてくる」と危機感は常にある。

この日はプロアマ戦で調整。前週の海外メジャー「全英リコー女子オープン」（ロイヤルリザム＆セントアンズGC）では66位で予選落ちし、7日（火）に帰国した。「刺し身とか、おいしいものがいっぱいある。日本にくるとホッとする」と思わず笑顔をみせた。

2016年大会は5位でフィニッシュするなど、コースへの印象もいい。国内ツアーでは3月の「ダイキンオーキッドレディス」以来の出場だが「いいプレーをたくさん見せられるように頑張りたい」と気持ちを高めた。（長野県軽井沢町／玉木充）