話題性でも英国で注目を集めた比嘉真美子

海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン◇ロイヤルリザム＆セントアンズGC (イングランド)◇6585yd(パー72)

初日から上位争いを続けた比嘉真美子（4位タイ）は英国でほぼ無名の存在だったが、婚約者が日本の国技である大相撲の力士ということもあり、海外のツアー関係者やメディア、選手たちから興味を引いていた。

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上位選手は連日、記者にコメントを求められる。初日に2位発進した比嘉は英語で「婚約おめでとう。それがプレーにも好影響を与えているんじゃない？」と問われた。苦笑いをしながら、「ありがとうございます。それはあるかもしれないですね」と答えた。

比嘉は勢関との婚約が6月に公になったばかり。欧州ツアーはTwitterに「2人は互いの誕生日の10月11日に結婚するようです」と2ショットの写真をアップした。

ニュースのポータルサイト『LatestLY』は、すぐに欧州ツアーのTwitterの写真を使い「日本のプロゴルファーとスモウレスラーが10月に結婚する」との見出しで報じた。米ゴルフチャンネルや米LPGAのホームページにも同じ内容が掲載された。日本の報道陣も海外メディアから「真美子がスモウレスラーと結婚するって本当か？」と確認された。

興味を持ったのはメディアだけでなく、決勝ラウンドの2日間で同組だった世界ランキング8位のミンジー・リー（オーストラリア）は3日目の夜「あまり知らなかったけど、すごく良い選手で驚いた。プレーのスピードも速くてやりやすかった」と、比嘉の名前をインターネットで検索した。婚約のニュースをすぐに見つけ、「お相撲さんは、大きくてもっと怖いイメージがあったけど、彼はすごく魅力的な顔をしているわ」と一緒に食事をしていた家族に話したという。

結果もさることながら、比嘉は主役級の話題を振りまいたようだ。（イングランド・リザムセントアンズ／林洋平）