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惜敗に通訳もウルッ 日本ツアー初参戦 “6”の人柄

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(6日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6715yd(パー72)

申ジエ(韓国)に4打差を逆転された昨季韓国ツアー賞金女王のイ・ジョンウン6(韓国)は涙目でホールアウトし、すぐに化粧室に向かった。数分後に報道陣の前に来ると、目は真っ赤だったが、前日までと変わらない落ち着いた口調で質問に答える。すると、隣にいた通訳が言葉を詰まらせ、困惑気味につぶやいた。「なんで、私が泣いているんだろう…」。

大会に依頼された女性通訳のイ・ジョンスクさんは、日本ツアー初参戦のイを詳しくは知らなかった。連日のように報道陣に囲まれるイと行動をともにするうち、「プロはときどき冗談を言ったりする」という試合中のクールな表情とは違う素顔に触れ、21歳の人柄に親しみやすさを覚えたという。

韓国ツアーの賞金女王。名前に数字の「6」が付いているのは、ほかにも同姓同名の選手がツアーに5人いるから。その程度しか情報がなかった日本の報道陣にも、ユーモアを交えながら自らのことを教えてくれた。

左手の薬指にはめている指輪について聞いたときは、「お父さんからもらった“魔除け”なんです。ゴルフをしているときにへんな男性が寄らないようにって」と照れ笑い。

家庭の金銭的な事情で一時はゴルフをやめた苦労人で、「プロになれると思っていなかった。生涯の目標は定めていない。いま着実に頑張って、将来の夢はよい結婚を迎えたい」という飾らない言葉も印象的だ。さらに在学中の韓国体育大学の話になると「実は今年卒業のはずが、単位が足りなくて(卒業は)来年になりそうで…」と笑いを誘った。

後半に崩れた最終日は前半5番(パー5)で3打目をねじ込むイーグルを奪った。58度のウェッジで打った残り距離は「66mだったんです」と自らのラッキーナンバーに挙げる6の数字を持ち出し、「空から幸運をもらったと思った」。派手さはないが、人の心をつかむのがうまい選手だった。(茨城県つくばみらい市/林洋平)

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