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日本勢唯一のアンダーパー 藤本麻子「1万円ハゲができるかと」

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 3日目(5日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6715yd(パー72)

硬くなったグリーンに傾斜に切られたピン。深く粘り気のあるラフと厳しさの増したコースセッティングに、この日のアンダーパーは決勝ラウンドに進出した65選手のうち3選手。4バーディ3ボギーの「71」で日本勢唯一のアンダーパーをマークした藤本麻子は「(ストレスで)10円ハゲじゃなくて1万円ハゲができるよってキャディさんと話していたくらい」と大きく息をついた。

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残り220ydの2打目を3Wで打った終盤17番(パー5)。「グリーン手前まで運べたらOK。ピンから10ydのエッジまでいった」。3打目をパターで転がすと、1.5mのバーディパットを決めた。この日ベスト2アンダーの申ジエ、1アンダーの李知姫(ともに韓国)の仲間入りに「めちゃめちゃ難しかったけど良かったかな」とほおを緩めた。

大会開幕前夜と初日に雨の降ったコースは、この2日間の好天候で硬く締まった。「基本はピン手前じゃないと絶対に無理。グリーン手前のフェアウェイも硬くなっていたので本当に手前、手前という感じだった」。

昨季のバーディ数は1位(357)ながらも、未勝利に終わり「ショートゲームやマネジメントができないと絶対に勝てない」と分析。スタートホールの1番もボギーとし、「手前のエッジに置けて、『よし』と思ったけど、パターでオーバーさせた。キャディさんと『パーパットも手前から打つようにしよう』と話して、そこからもうバーディを狙わずにいこうと思った」。

後半15番まで「ボードを見る余裕すらなかった。やっと見て、みんな苦しんでるなーって感じで。体力よりも頭を使います。ショットは悪くないので、頭を使えたら、あすも良いゴルフはできるかなと思う」と通算1オーバー5位と好位置につけながらも疲労感たっぷりに語った。(茨城県つくばみらい市/林洋平)

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