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優勝はちょっと無理!?首位発進・三浦桃香の顔出し位置

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 初日(3日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6715yd(パー72)

ツアールーキーの三浦桃香が今季メジャー初戦で存在感を発揮した。3バーディ、1ボギーの「70」で回り、2アンダーの暫定首位。雨風の強い難コンディションで、「きょうはセーフティに行くところと、攻めるところをうまくマネジメントできた。1Wの打ち分けも良かった」と納得した。

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強風が敵だった。ピンフラッグのしなる中、「コースの難しさもある。しっかり守ることが大事」と三浦。1アンダーだった前半17番(パー5)では、2オン可能な深く粘り気のあるラフから2打目をフェアウェイに刻んだ。「パーで終えたけど、悪くなかった。パー4でもラフに行ったときに狙わず花道に置いて、アプローチ(勝負)にしたことがきょうのスコアになったと思う」と、胸を張った。

1Wを自身のゴルフの軸とする19歳は、ティショットも柔軟に対応。前週から「今季は風に苦戦することが多かった。だから低い弾道の打球を練習していた」。インパクトをあえてフェースのトゥ寄りの下側にすることで、低弾道のショットを放った。

今季は、昨年末の最終予選会(ファイナルQT)34位の資格で出場。リランキング(出場優先順位の入れ替え)の対象だが、前週の「サイバーエージェント レディス」7位タイに入り、後半戦の出場権を確実にした。

今週で、3月の開幕戦から休みなく10戦目(※)。「最近は休みもなくて、さすがに疲れがたまってきて。毎日お昼寝を取らないとやっていけない。夜に寝る時間もどんどん早くなってきて…」と苦笑い。前夜は午後8時ごろに寝落ち。朝4時半に目覚めると、ベッドの上でいじっていたスマートフォンがおでこの上にあったと明かし、「ダメですね~」と笑いを誘った。

「サイバーエージェント レディス」では、同学年の新垣比菜がツアー初優勝。「わたしは今年もプロテストがあったりして、安心している場合じゃない。優勝はちょっと無理だと思うので、また10位以内に。存在を忘れられないよう、毎試合ちょこっと(上位に)顔を出したいです」といたずらげに笑った。(茨城県つくばみらい市/林洋平)

(※)途中棄権した「ヤマハレディースオープン葛城」を含む

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