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沖縄県勢Vなら号外も 諸見里しのぶ「自分を信じきる」

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 3日目 (3日)◇琉球GC(沖縄県)◇6558yd(パー72)

降り続く強い雨で3日目の中止が決定。首位と2打差の4位につける沖縄出身の諸見里しのぶが会見し、「回りたかったのが率直な気持ちですが、切り替えて最終日のスコアをどうやって伸ばすかに集中して1日を過ごしたい」と心境を打ち明けた。

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恵みの雨となった可能性もある。ツアー通算9勝の31歳は完治不能と診断された「第四肋軟骨(ろくなんこつ)の炎症」を抱える身。昨年の梅雨どきは「レインウェアで厚着をしてスイングすると痛かったり、肉離れした経験がある」。2009年の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」以来の優勝へ、72ホールから54ホールに短縮されたことが吉と出るか。

試合が進むにつれて地元沖縄も盛り上がりをみせている。沖縄タイムスの担当記者は2004年の宮里藍以来の県勢による大会Vの可能性に「勝てば号外が出ると思います」とキッパリ。宮里藍が昨年5月に引退発表した際にも号外を配布しているだけに、優勝への期待も大きいようだ。琉球新報も「もちろん号外の可能性はあります」と話す。

「勝ちたいという気持ち、優勝したいという気持ちは強いですが、気持ちだけが前にいってもダメ。私の今年の目標は自分を信じきること。良くなってくると緊張してしまう自分がいて、そこをどうやって乗りきるかも課題。そこは負けたくない」と諸見里。経験豊富なベテランは不安と期待を胸に最終日に臨む。(沖縄県南城市/玉木充)

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