厳しい冬に…川岸史果、西山ゆかり、服部真夕らは出場権逃す
2018年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
期間:03/01〜03/04 場所:琉球GC(沖縄)
若手とおばちゃんには負けるな? 川岸史果は雪辱Vへ視界良好
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 初日 (1日)◇琉球GC(沖縄県)◇6558yd(パー72)
風速5m/s超えの沖縄でもパーオン率89%。正確なショットで23歳の川岸史果が6バーディ、1ボギーの「67」とし、5アンダーの首位発進を決めた。
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「朝イチは久しぶりの試合で緊張感があったが、バーディスタートが切れたので、きょうはいい流れでできました」。前半1番で118ydから9Iで5mにつけてバーディ発進を決めると、13番(パー3)からも連続バーディと順調にスコアを伸ばし、トップに躍り出た。
昨年は3日目を終えた時点で2位に2打差をつけて首位に立っていたが、アン・ソンジュ(韓国)に逆転され、1打差で優勝をさらわれた。当時は2016年末に手術をした右足腓骨(ひこつ)を気にしながらのプレーだっただけに「今年は痛みがなくて足首が気にならない分、いいプレーができた」。起床後のケアを入念に行うなど、状態の良さに胸を張った。
昨年9月の「マンシングウェアレディース」でツアー初優勝。賞金ランキング7位で終えるなどブレークした。父の男子プロゴルファー川岸良兼からは「『おれの肩身が狭くなった』と言われました。でも機嫌が悪い感じは減りましたかね」。開幕前にもLINEで連絡があったといい「『若手とおばちゃんには負けるな』と。おばちゃんって誰ですかね?」と笑った。
「きょうはいいスタートが切れたので、あと3日間どうなるか分からないが、毎日アンダーで回っていけば上位争いは間違いない」。2017年のドライビングディスタンスは全体2位の257.45yd。正確かつ力強いショットを武器に1年前の雪辱を果たす。(沖縄県南城市/玉木充)