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祝福の炭酸水はかけられず…新垣比菜の失速に勝みなみも無念

◇国内女子◇LPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(8日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6526yd(パー72)

黄金世代の期待はかなわなかった。今年のプロテスト合格者で競った2日間競技で、4打差トップで出た18歳の新垣比菜は「74」と崩れて通算5アンダー3位に終わり、逆転負け。「パットが入らなくて」と肩を落とした。

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冷たい雨の下、後続の追い上げを許した。前日に自己ベスト「65」を出して4打のリードを作った。バーディ発進した直後の2番で3パットボギーを喫し、歯車が狂った。「そこでラインが読めていなかったし、その後もダメだった感じがある」。ズルズルとスコアを落とし、25歳の沖せいらにタイトルをさらわれた。

アマチュア時代からともにレギュラーツアーで活躍した勝みなみ小祝さくららと同学年で、黄金世代と呼ばれる。ジュニア時代から切磋琢磨してきた戦友たちは初日のリードを見て、新垣の優勝を期待した。

新垣は参加しなかったが、勝や小祝、小倉ひまわり吉川桃らは前夜に食事をともにし、独走した新垣を称えた。小祝の母の発案で「比菜ちゃんが優勝しそうだから」と炭酸水を購入した。最終18番グリーンで待ち構えて、手荒く祝福をするつもりだった…。

新垣は「チャンスはあったけど」と落胆し、8位で終えた勝は「難しいですよね。私もそういうことばっかりですもん」と励ました。

来季からプロツアーに本格参戦する1年生たち。勝は「同期は本当に仲が良いので、これからも皆で頑張っていきたい。炭酸水での祝福はレギュラーツアーでやりたいです」と胸に誓った。(千葉県長南町/林洋平)

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