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シード復帰ならず 元女王・森田理香子はファンを支えに

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 最終日(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6550yd(パー72)

賞金ランキング91位からの“逆転”には優勝が最低条件。わずかな望みをかけて臨んだ森田理香子は通算2アンダーの37位に終わり、元賞金女王の2年ぶりのシード復帰はかなわなかった。

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今季は主催者推薦(最大8試合)を含む20試合をプレー。12試合で予選落ちを喫するなど、フル参戦1年目の2009年以降でキャリアワーストの賞金ランク89位でシーズンを終えた。すでに2週前のセカンドQTで敗退しており、予選会から来季出場を狙う道筋も限りなく細い。来季のQTランクは200位台前半になる見通しで、出場資格が降りてくる可能性はレギュラーツアーでは極めて少なく、下部ステップアップツアーも数試合にとどまる見込みだ(推薦出場は年間試合数の4分の1まで可能)。

限られた推薦出場を軸にスケジュールを組むことになるが、活路は残されている。2018年から成績に応じてシーズン途中で優先順位を組み替えるリランキング(計2回)システムがスタート。森田を含むシード外のほぼすべての選手が対象となり、1回目のリランキング(25週目)までに賞金を稼いでランクを上げれば、以降の試合に出場できる可能性がひろがる。

「リランキングが始まりツイていると思う。推薦をいただけるように頑張って、結果を出していきたい」と自らを鼓舞。「オフシーズンの過ごし方が影響すると思うので、しっかりやっていきたい」と、厳しい戦いが待つ来シーズンを見据えた。

若き賞金女王の誕生に女子ゴルフ界が沸いてから4年(当時23歳)。優勝から遠ざかり、シードを失っても前を向けるのは、今も支持し続けてくれているファンの存在が大きいという。

「悪くなると(ファンが)離れることが多いけれど、今もたくさんの方から応援していただいて感謝しています。温かい人ばかりだし、喜んでくれる姿を見るとうれしくなる。そこだけが、今やれている部分なのかもしれません」。そして、自分自身に言葉を向けた。「私もゴルフが好きなので、続けていきたいです」。27歳の復活に向ける意欲は、まだまだ消え失せてなどいない。(愛媛県松山市/塚田達也)

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2017年 大王製紙エリエールレディスオープン



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