お茶で一服 福田真未が耐えてつかんだ初優勝
2017年 伊藤園レディスゴルフトーナメント
期間:11/10〜11/12 場所:グレートアイランドC(千葉)
やっぱり天然?母が語る福田真未
◇国内女子◇伊藤園レディス 最終日(12日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6741yd(パー72)
プロテスト合格から6年。25歳の福田真未が、ついにツアー初優勝を成し遂げた。気の良さそうな笑顔が印象的な彼女だが、いったいどんな選手なのだろう?少し検索してみると、天然っぽさを伝えるエピソードが盛りだくさんだが…。
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1992年6月15日生まれの福田は、両親と2歳上の姉、双子の妹・留未さんとの5人家族。双子とはいえ、妹との性格は昔からずいぶんと異なっていたと母・信代さんは振り返る。「とても活動的だった」と、小学生のころから真未はスポーツ、留未さんは勉強と、それぞれの適性に合ったことをやらせたという。「お父さん子でした」と、父・喜三郎さんが好きだったゴルフに取り組み始めたのは11歳のときだった。
福岡市の出身で、中高一貫の沖学園に進学した。同学年には、成田美寿々や香妻琴乃、葭葉ルミ、堀奈津佳や野村敏京がいる。高校2年でナショナルチームメンバーに選出され、3年時(2010年)の全国高校ゴルフ選手権で個人・団体優勝を果たしている。
そのときの開催コースは茨城県にある宍戸ヒルズCC。福田らは、大会終了後に地元福岡へと帰る予定だったが、飛行機の搭乗時間まで少し余裕があったという。「わたし、分かるから!」と福田はチームメンバーを引き連れて東京見物へと向かったが、山手線をぐるぐると回るうちに搭乗時刻を過ぎてしまい、結局チケットを買い直すはめに…。こんな話は氷山の一角だという。
「あと、プロテストのときに…」と言いかけて、口をつぐんだ母。「あ、これは記事になったらダメか」と明かさなかったが、その天然っぷりは「昔からです」と一瞬のためらいもなく言い切った。(千葉県長南町/今岡涼太)