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宮里藍はラスト9ホールで有終の美 大歓声に目頭押さえる

◇国内女子◇サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 最終日(11日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6538yd(パー72)

“藍ちゃん”が日本ツアーの戦いに「一区切り」をつけた。今季限りでの引退を表明している宮里藍は通算1アンダーの33位から出て、5バーディ、4ボギーの「71」でプレーし、スコアを一つ伸ばして通算2アンダーで終えた。ホールアウト時点で26位前後。

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ラスト9ホールに見せ場は待っていた。前半で1つスコアを落として迎えた10番で、チップインバーディを決めた。

12番では、2打目をグリーン手前のバンカーに入れたが、そこから直接沈めてバーディを奪った。地鳴りのような歓声がホールを包む。14番ではピンそば50cmにからめるスーパーショットで魅せ、「ナイスバーディ」の掛け声を呼んだ。

バンカーを渡り歩いた17番でボギーを喫した。18番のピンチをパーでしのぐと、「ありがとう」の大歓声。宮里は両手を振って応え、目頭を押さえた。

所属するサントリー主催大会への出場は最後。見納めとなる18ホールを多くのギャラリーが目に焼き付けた。「藍ちゃん、頑張って」。最終日の観客は午後1時現在で9019人。4日間の延べ観客数は3万4637人を数え、2009年の3万1513人を上回って大会史上最多を記録した。

国内15勝、海外9勝。今月32歳になるレジェンドは悲願の海外メジャー初制覇に向け、主戦場の米ツアーへと戻り、ラストシーズンを戦う。

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