西山ゆかりが後半失速も首位で最終日へ 17歳アマが2打差追う
2017年 ヨネックスレディスゴルフトーナメント
期間:06/02〜06/04 場所:ヨネックスCC(新潟)
初優勝も36ホール決戦だった!元女王・森田理香子が3差
◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2日目(3日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6423yd(パー72)
復活が待たれる2013年の賞金女王が、3季ぶりの優勝へチャンスを引き寄せた。欠場者が出たことによる繰り上がりで出場権を得た森田理香子が、悪天候で初日が中止となり36ホールの短縮競技となった今大会の第1ラウンドを「73」でプレー。強い風雨によりスコアが伸び悩む展開で1オーバー6位タイ発進とし、首位と3打差で最終日を迎える。
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後半14番ではアプローチミスが響いてダブルボギーとしたが、15番で3m、最終18番(パー5)で1.5mのチャンスを決め、各ラウンドの順位で、今季8試合目ではじめてトップ10に飛び込んだ。「悪かったのは14番だけ。ショットの感触は悪くはないし、(当地で)最終日にすごく伸ばした記憶もある」と、コースへの印象も良好。13年大会の最終日に「65」をマークし、22位から2位にジャンプアップした記憶は今も鮮明だ。
振り返れば、初優勝した2010年10月「樋口久子IDC大塚家具レディス」も、2日目の第2ラウンドが悪天候のため中止となった36ホール決戦だった。「初優勝のときも2日間。振り出しに戻る気持ちで優勝できたらいいな、というイメージはしています」と、穏やかな笑顔を向けた。
昨年、賞金ランキング69位でシード権を喪失。年末のQTも77位に終わり、今季はレギュラーツアー出場権がない中で復活のきっかけを探っている。それでも、今の苦しい時期をマイナスに考えるつもりはない。「きょう我慢できたのも、いろいろな経験が出来ているから。この立場にならなかったら、試合に出られる幸せも分からなかった。そのあたりも活かせたらいい」。改めて初心に戻り、最終日のティグラウンドに立つ。(新潟県長岡市/塚田達也)