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宮里藍「(復帰)100%ない」一問一答<1>/引退会見

今季限りで引退を表明した宮里藍が29日、都内のホテルで記者会見を開いた。

―心境は
「シーズンが残っているので、まだ頑張りたい気持ちがある。でも(引退について)スポンサーさんやファンや友人など、たくさんの方々に声をかけていただいて胸がいっぱい」

―引退理由は
「モチベーションの維持が難しくなった。4、5年くらい前から感じていて、メンタルコーチにも相談していた。もう少し頑張った方がいいと、チームで話して続けた。ここ4年は頑張ってきたけど、でも気持ちが戻ってこないと追い込むこともできない。プロである以上は、結果も出したいし、理想としている姿はそこではなかった」

―海外メジャータイトルに手が届いていない
「思わぬ形で世界ランクトップになれたことも大きかった。年内に出られるメジャーもあり、残りのチャンスもあるのであきらめていない。最後に勝って終わりたいです。期間限定としたことでモチベーションもあるので」

―休養して電撃復帰などの選択肢
「今のところは100%ないです。第一線でやっていくことは、ものすごくエネルギーの必要なことですし、自分が限界と感じてしまった上での決断なので」

―決断したタイミング
「昨年の夏に決めました。プロになって初めて3週間のオフがあって。毎週のように試合をこなす中でゆっくり考える時間ができた。モヤモヤしていた自分の整理をしっかりつけられた」

―両親にはいつ報告を

「昨年の『エビアン選手権』が終わったタイミングだったと思います。驚きもなく受け入れてくれました。『自分が幸せだと思う道をいきなさい』と言ってもらえて、うれしかった」

―今後のスケジュール
「まだ決めていないのが現状で『エビアン選手権』までは米ツアーで出る。日本の試合は『サントリーレディス』で一区切りをつけて、『エビアン-』まで戦って考えようと」

―同世代の横峯さくらさんとはどんな話を?
「去年の10月くらいに話したんですけど、本人のリアクションとしてはそれほど驚いていなかったというか(笑)でもそれが逆にうれしかったりして。『これからお互い頑張ろうね』って話は、したと思います」

―思い出に残っている試合や一打
「いま浮かんだのがアマチュアで最初に優勝した『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』です。自分の中でターニングポイントとなった試合なので。あとは09年の『エビアンマスターズ』ですね。4年かかってもぎとった優勝だったので。しかもドライバーの不調もあって、プレーオフの18番で放ったティショットはスランプを乗り越えられた瞬間だったと思うので、忘れられないです」

―モチベーションが低下した原因
「2012年なのですが、2勝を挙げて、09年から毎年のように優勝して世界トップになってキャリアのピークを迎えているという感覚はあった。それなのにメジャーが獲れなくて、これだけ調子が良いのに、いつ勝てるんだろうと。そこで一度立ち止まってしまって、自分を見失ったとうか、次はモチベーションをどこに向けて頑張ればいいのか分からなくなった。それを立て直すのがすごく難しかった」

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