<2015年大会制覇>成田美寿々が最終ホールの「まさか」で逆転V
2017年 ワールドレディス選手権 サロンパスカップ
期間:05/04〜05/07 場所:茨城GC西コース(茨城)
“サロンパスの神様”もついている? 追いかける日本勢の虎視眈々
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 3日目(6日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6670yd(パー72)
今季の国内女子メジャー初戦は、3日目を終えてキム・ハヌル(韓国)を1打差でレキシー・トンプソンと川岸史果が追う展開。今大会は2年連続で海外勢が制しているが、日本人選手による3年ぶりの優勝はあるだろうか? 追いかける日本勢の言葉を拾った。
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ツアー初優勝を目指す22歳・川岸史果はこの日、1打差の単独首位から出てバーディなしの「75」(1ボギー、1ダブルボギー)と失速。それでも、後半は堪えて、首位と1打差の通算5アンダー2位タイで最終日最終組に踏み止まった。
「朝から風が吹いて、とても難しかった。トップから出た最終日に崩すことが多かったので、追いかけられるよりは、追いかける方がいいと思う。キム・ハヌル選手、レキシー・トンプソン選手と回れる機会もそんなにないので、貴重な経験だと思って楽しんでやりたいです」。ツアールーキーの川岸だが、今季すでに2度経験した最終組での優勝争いを糧に逆転を狙う。
今季と同じ西コースで行われた2014年大会のチャンピオン・成田美寿々は、最終ホールを3パットのボギーとして通算3アンダーフィニッシュ。首位と3打差で最終組の1組前から逆転を目指す。「あす5個伸ばして負けたらしょうがない。“ワールドレディス”だけど、日本人の手で優勝カップを持ちたいし、それが自分でありたいと思う」と虎視眈々、2度目の制覇を狙う。
実は、成田のキャディを務める佐藤大輔氏は、成田とともに2014年大会を制しただけでなく、茂木宏美とともに2013年大会も制し、“サロンパスの神様”とも呼ばれるキャディだ。経験と運で、今回も相棒を勝利へと導けるだろうか?
また、通算3アンダーの岡山絵里は、「いかに集中できるか。結果を気にしないで一打一打コツコツとやっていきたい」。通算2アンダーの柏原明日架は「(風が)吹いて欲しい」。同じく通算2アンダーの大江香織は「(スコアを)落とさないように」。通算1オーバーの宮里藍は「バーディを獲りながら、ミスを減らしたい」とそれぞれ意気込んだ。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)