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諸見里しのぶが1年半ぶり予選通過 「久々のお給料」

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 2日目(22日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6367yd(パー72)

1オーバーの69位から出た諸見里しのぶが1イーグル5バーディ、2ボギーの「67」でプレーし、通算4アンダーとして首位と5打差の25位に浮上した。約1年間の実質的な休養を挟み、2015年の「樋口久子 Pontaレディス」(10月30日~11月1日)以来となる約1年半ぶりの予選通過を決めた。

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1番でグリーンエッジからの3パットでボギー発進としたが、5番(パー5)で残り200ydの第2打をピンまで25ydに運んだ。アプローチを直接沈めてイーグルを奪取。8番、9番を2連続バーディとして、リーダーボードを駆け上がった。60台でプレーしたのは15年9月の「マンシングウェアレディース」以来となった。

国内メジャー3勝を含むツアー通算9勝。完治不能と診断された「第四肋軟骨の炎症」に加え、アレルギー体質に苦しんだ15年シーズンは29試合に出場し、予選通過は7回。シードを喪失し、休養に充てると宣言した16年シーズンは、推薦出場した7試合すべてで予選落ちした。

昨年後半から体調も回復し、徐々に練習量を増やした。「(休養前より)技術的にも良いゴルフができているのに、成績に結びつかず苦しい思いもした」と焦りもあった。それでも「きょうのようなゴルフができるんだって自信になった」。初日に一時3オーバーまで落ち込んだ窮地から、巻き返した粘り強さに胸を張った。

「もっといいゴルフがしたい、もっといいスコアで回りたいって、今まで以上に強く思う」。休養に理解を示した所属先のダイキン工業やスポンサー、ファンに恩返しをしたい気持ちもある。「こうしてゴルフができていることに感謝しかない。久しぶりのお給料!あしたは2年分稼ぎます」。諸見里の笑顔が戻ってきた。(静岡県伊東市/糸井順子)

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