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国内女子ツアー、5年連続で賞金総額が最高更新 「選手権」は2億円大会に

日本女子プロゴルフ協会は20日、2017年シーズンの日程を発表した。レギュラーツアーは38試合、賞金総額は5年連続で史上最高額を更新し、37億1500万円(2016年比2億9053万円増)となる。

2016年シーズンは37試合だったが、「KKTバンテリンレディス」が熊本地震の影響で中止されたためで、実質的な試合数に変動はない。一方で「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」(岩手・安比高原GC)が史上最高の賞金総額2億円(前年比6000万円増)となる。賞金が上積みされるのは、計5試合(為替レートの影響で増額の計算となる「TOTOジャパンクラシック」を含む)。

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2017年は日本女子プロゴルフ協会創立50周年。同協会が主催する女子プロ選手権は、「アジア一番のメジャーにする」という小林浩美会長のスローガンのもと、韓国・中国・台湾・タイなどに計5つの出場枠を設ける。大会の様子は、英語でインターネット配信する予定だ。

下部ステップアップツアーは、3試合増の21試合となる。賞金総額は前年比8000万円増の4億円と、2年連続で史上最高額を更新。ツアー規定も改定され、賞金ランキング1位の選手には、翌年のレギュラーツアーの出場権(リランキングまで。リランキング時期は未定)が付与される。同2~5位の選手はサードQT免除、同6位~10位の選手はセカンドQT免除となる。一方で、今季まで優勝者に与えられていた4試合のレギュラーツアー出場権は廃止された。

同ツアーは3日間大会が計14試合となり、ロレックス世界ランキングポイントが付与される諸条件をクリアしたため、世界ランクを運営する委員会に対象ツアーとするよう承認を求めているという。

小林会長は「これだけの試合数、賞金総額は期待度の大きな表れだと思う。プレッシャーは大きいけれど、いただいたモノをいかに返していくか。ツアー強化にまい進して、競争力を高めていきたい」と、決意を語った。(編集部・今岡涼太)

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