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振り回したり短く握ったり メジャー明けの攻め方こもごも

◇国内女子◇マンシングウェアレディース東海クラシック 初日(16日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6397yd(パー72)

前週のメジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」はラフが極めて長く、入れると出すだけという状態だった。今週は打って変わり「ラフに入っても(そこから打てるので)大丈夫です!」との声が、選手たちからそろう。さらにツアー最長となった前週より350ydほど短い総距離は、多様な攻め方を許容している。

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5アンダー6位で発進した大西葵は、不調だった1Wを「思い切って振れるので、良い感じです」と、手応えを口にした。

首位と1打差の7アンダー3位につけたテレサ・ルー(台湾)は逆に、1Wを手にしたのは3ホールだけ。「(距離も)短いし3Wとかでも大丈夫です。フェアウェイキープが大事」とサラリと言った。

2選手とはまた違った攻め方をしているのが、25歳の豊永志帆だ。2011年のプロテスト合格後、ツアー未勝利で賞金シード獲得は一度もない。今季も賞金ランク66位にいるが、5バーディ「67」で5アンダー6位と上位発進を決めた。

野球でもホームランよりヒットを狙ってバットを短く持つ打者がいるが、豊永は1Wを普段よりも3センチほど短く持って、大会初日に臨んだ。「(1Wの)調子が悪かったので」と試みた。飛距離は5ydほど短くなるが、11ホールで1Wを握り「フェアウェイを外したのは1ホールのみ」と、てき面だった。

練習ラウンドでキャディと相談して決めた作戦は「難しいホールだけ短く持つとかはありましたが、試合を通じては初めてです」。ボギーなしのラウンドに「75点です!」と自己採点した。(愛知県美浜町/林洋平)

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2016年 マンシングウェアレディース東海クラシック



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