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またも1打差の2位 木戸愛は2週連続で悔し涙

雪辱を期して臨んだ週末は、2週連続の悔し涙で幕を閉じた。国内女子ツアー「センチュリー21レディス」最終日を単独首位から出た木戸愛は、1イーグル4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「70」。伸ばしながらも、通算8アンダーの2位タイで終戦した。前週「サマンサタバサレディース」に続き、再び1打差で4年ぶりのタイトルを逃した。

痛恨は「ミスを続けてしまった」という1打リードで入った15番。左クロスバンカーからの2打目がダフり気味に入り、フェアウェイに刻む形に。3打目もグリーン奥のバンカーに入れて4オン2パットのダブルボギーとし、この日初めて首位から陥落した。

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直後の16番でバーディを奪い、アン・ソンジュ(韓国)、菊地絵理香と再び首位に並んだが、最終18番で勢いの差が出た。アンは、ピンそば80センチに絡めてバーディが確実な状況。外せば敗色濃厚の2.5mのバーディパットはカップ左を逸れ、木戸は天を仰いだ。

「勝ちたかったですね」。決着がついたグリーン上では笑顔もあったが、クラブハウス内のロッカーで、涙とともに感情を吐き出してから取材に応じた木戸。「2週連続で、最後まで勝ちたいという強い気持ちでプレーできたことは、自分を強くしてくれていると思う。もう1回、自分を奮い立たせて頑張りたい」。気丈な言葉で覆い隠した失望を、次こそ歓喜の涙に変える。(静岡県伊豆の国市/塚田達也)

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