日本女子五輪代表争いは1000分の1ポイント単位の争いに
2016年 アース・モンダミンカップ
期間:06/23〜06/26 場所:カメリアヒルズCC(千葉)
5週ぶりの大山志保またも首痛発症 リオ五輪代表争いに影響?
リオデジャネイロ五輪の開幕まで45日を切り、7月11日(月)発表の世界ランキングで決定する日本代表争いも残すところあと3週間。現在、女子の代表争いは世界ランク22位の野村敏京が当確ながら、2番手争いは大山志保が世界ランク43位、宮里美香が同44位、渡邉彩香が同45位と僅差の勝負となっている。
国内女子ツアーは今週の「アース・モンダミンカップ」のあと、1週間のオープンウィークを挟んで「ニッポンハムレディスクラシック」まで、米国女子ツアーは「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」「キャンビア ポートランドクラシック」、そして「全米女子オープン」の3試合が代表争いに影響する。
現在2番手につける大山は、この日のプロアマ戦を首痛のため7ホールで途中棄権した。5月のヨネックスレディス目前に発症し、現在は4試合連続欠場中。今週月曜日に1カ月ぶりにラウンドしたというが、「(痛みが)突然来た。今は手で押さえていないと痛みがきつい」と、もともと痛めていた右側とは反対の左側に発症した激痛に、悔しそうに顔をしかめた。
「(ランキングは)絶対抜かされると思って落ち込んでいたけど、痛み止めが効いたし、今週と全米女子オープンに懸けようと思って切り替えたんだけど、まさか逆側に来るとは…」と大山。明日からの本戦出場を目指しているが、「この感じでは…」と見通しは微妙だ。
一方、日本勢4番手からの逆転を目指す渡邉は、現時点で「全米女子オープン」の出場資格はないものの、大会当週に発表される世界ランキングで50位以内に入っていれば出場可能。「この試合(アース・モンダミンカップ)次第で全米が決まると思うし、全米に出ないと五輪はないと思っている。そういう意味でこの試合が大事」とモチベーションが高い。「2人(大山、宮里)は出場資格を持っているので、私が全米に行って、そこで3人でプレーして決められたら」と直接対決での決着に闘志を燃やしている。
なお、米国女子ツアーを主戦場とする宮里美香は、今週から3戦連続出場予定となっている。(千葉県袖ヶ浦市/今岡涼太)