国内女子開幕戦ペアリング 女王イ・ボミは上田桃子らとスタート
2016年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
期間:03/03〜03/06 場所:琉球GC(沖縄)
受験生の弟へゴメン! 新人・高木萌衣が迎えるプロ初シーズン
国内女子ツアーは3日(木)から行われる「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」で2016年の幕を開ける。19歳の新人、高木萌衣(たかぎ・めい)にとってはプロ初シーズン。プロテスト合格後、昨年末のファイナルQTで26位に入り、今年はほぼフル参戦が可能となった。
自身のプロツアー出場経験は昨年の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」1試合のみ。初もの尽くしとなる今季は、母・圭子さんがツアーへと帯同する。
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プロ生活1年目には目標がある。「もらった賞金で弟にプレゼントをあげたい。いろいろ我慢させてきたから」。父に連れられ8歳でゴルフを始めて以降、家族はゴルフ中心の生活を送ってきた。「土日は私の練習で車を使っていた。だから弟をどこかに連れて行ってあげたりできなかった」と振り返った。
高校卒業と同時に地元の大阪府を離れ、「ゴルフアカデミー 中島」のある兵庫県で友人とルームシェアで暮らし始めた。4月で高校3年生になる弟の元さんとは、今は離れて暮らしている。姉の想いに圭子さんは「昔は喧嘩ばっかりだったのに」と嬉しそうに微笑んだ。
母娘2人のツアー転戦には、宿泊費や移動費などで1000万円程度の費用が必要となる。その一方で、弟は孤独な受験生としての1年がスタートする。プロツアーは予選通過を果たさないと賞金を獲得できない厳しい世界だ。弟への想いを胸に、姉は初シーズンへと踏み出していく。(沖縄県南城市/林洋平)
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