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初日から強風予報 日本女子OPで優勝想定スコアを下方修正

国内女子メジャー今季第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」が1日、石川県の片山津GC白山Cで開幕した。空中のハザードとしてコース両脇に松林が迫り、自然が織りなすアンジュレーションの先には小さな砲台グリーン。女子日本一決定戦の舞台は、開幕に合わせたように天候も牙をむき、選手たちを苦しめそうだ。

1日朝の時点ではまだ比較的穏やかだが、午後からは風速10m/秒の強い風が時々雨もまじえながら吹き、練習日までとはコースの様相が一変する天気予報が出ている。午前、午後に分かれてスタートする予選ラウンド2日間は、状況によって変わるコンディションが心理面でも選手を揺さぶる展開が予想される。

今大会の総距離6613yd(パー72)は、過去47回中、2013年大会(相模原GC東C)に次ぐ歴代2位の長さ。最終ホールとなる18番は2打目で打ち上げる423ydのパー4で、練習ラウンドを終えた選手たちが警戒したホールのひとつだ。

「アゲンストの風が吹いたらパーオンが厳しくなる」と話したのは宮里藍。今年の「全米女子オープン」を制したチョン・インジ(韓国)は、契約メーカーの発表によると1W平均飛距離250ydを誇るものの、「セカンドは19度のUTか3Wでコントロールする」と長いクラブを選択せざるを得ない状況だ。

グリーンの硬さ次第ではオーバーパー続出必至の超難関セッティングとなりそう。日本ゴルフ協会(JGA)の山中博史専務理事は開幕前日、ユ・ソヨン(韓国)、フォン・シャンシャン(中国)から別々に全く同じ質問を受けたという。

「『(グリーンに)ローラーはかけるのか』って。『なんで?』と聞いたら、『ローラーをかけたら、10オーバーくらい言っちゃうよ』って言われて。世界のトップランカーもそれぐらいの難度を感じているんだなと」

コースセッティングを管轄するJGAの菅真知シニアディレクターは、「予想通り。風が吹けば距離的にきつくなるホールもある。グリーンのコンパクション(硬さ)は現状の“22”くらいで良いのかなと」と、基本的には当初の計画通りの設定を維持する考え。ただ、約2カ月前の会見では、「8アンダーから9アンダー」としていた想定優勝スコアは、「いまの状況からすると5アンダー程度」に下方修正した。

世界のトップランカーもおののくコース状況。己に勝ち、自然を制したものが日本一の称号―を手にする。(石川県加賀市/糸井順子)

■過去5戦の優勝スコア

年度開催コースヤーデージ優勝者優勝スコア
2010年大利根CC・東(茨城)6570yd(パー72)宮里美香-12
2011年名古屋GC(愛知)6383yd(パー70)馬場ゆかり+12
2012年横浜CC・西(神奈川)6545yd(パー72)フォン・シャンシャン±0
2013年相模原GC・東(神奈川)6652yd(パー72)宮里美香±0
2014年琵琶湖CC・栗東/三上(滋賀)6522yd(パー72)テレサ・ルー-8

※片山津GCでの「日本女子プロゴルフ選手権」
2008年 優勝:辛ヒョンジュ 優勝スコア:281(-7)、6545yd(パー72)
※片山津GCでの「日本オープンゴルフ選手権」
2004年 優勝:谷口徹 優勝スコア285(-3)、7104yd(パー72)

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