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復活期す飛ばし屋 三塚優子、服部真夕が首位発進

パー5が5つあるパー73設定の大箱根CC。「CAT Ladies」なら、復活優勝の舞台にもってこいだ。初日7アンダーの首位タイ発進を決めた4人の中には、三塚優子服部真夕といった中堅の飛ばし屋の名前。ともにツアー4勝の2人は持ち前の飛距離を活かして絶好の位置で初日を終えた。

スタートホールの1番(パー5)から2オン2パットのバーディ発進。三塚は6番、残り123ydの2打目をPWでカップに沈めるイーグルで勢いづいた。好調なミドルパットは、前週「NEC軽井沢72」の最終日に気付いた修正ポイントによる要因が大きそう。「普段よりもボールを左側に置いてストロークで打つようにした。今までは右寄りで、ボールをつぶし気味に打っていた」とグリーン上の復調気配が心強い。

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ノーボギーの「66」にも、口ぶりは慎重そのものだった。2011年「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」以来の勝利について「そろそろ欲しいところではあるけれど『勝ちたい、勝ちたい』ばかりだと空回りして気持ちが先行しやすい」と言う。「気持ちが出過ぎると、ドライバーが曲がって、収拾がつかなくなってしまう。スコアではなく、意識する課題だけを気を付けたい」。周りを気にする様子もない。

12年「アース・モンダミンカップ」を最後に優勝から見放されている服部は、前週最終日に単独首位から逆転負けを喫したが、2週連続のトップ10入りに手ごたえがある。「先週はやれるだけのことはやったと思っている。今週も引き続きショットもパットも良い」。5つのパー5すべてでバーディを奪取。アプローチに試行錯誤を続けている昨今だが、この日はティショットが安定し、危なげなくピンを攻め続けた。

胸を張ったのは、後半10番で最初のボギーを叩いた後の終盤のプレー。13番(パー5)から3連続バーディを決めた。「ボギーが来てからすぐにバーディを獲れるようになってきた。いまはショットがいいので『ボギーが来ても、バーディを取り返せる』と思えるようになった。気持ちの面でだいぶ変わったと思います」

少しずつ、ゆっくりと取り戻してきた自信。「ここは長距離ヒッター有利」という気持ちは?「はい、あります」。そうハッキリ言い切れた。(神奈川県箱根町/桂川洋一)

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2015年 CAT Ladies



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