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ハーフ「29」の大山志保「ギャラリーに乗せてもらえた」

ガッツポーズも大増量だ。お盆休みの軽井沢で開催されている国内女子ツアー「NEC軽井沢72」の2日目、大山志保が後半を自己ベストの「29」で回るなど、8バーディ、2ボギーの「66」とスコアを伸ばし、通算10アンダーの2位に浮上。首位の服部真夕に1打差に迫った。

大山劇場の幕は後半に上がった。10番で2mを沈めると、全9ホールで7バーディを奪う快進撃。「ギャラリーに『(バーディを)もう1個!』って言われると、『分かった』ってなる。ギャラリーに乗せてもらえた」と、昨年を1607人上回る5707人が訪れた会場の熱気を力に変えた。

1オーバーと苦しんだ前半が嘘のようだ。この日はイ・ボミ(韓国)、申ジエ(韓国)と同組で「学ぶこともたくさんあるだろうし、昨日からワクワクしていた」と大山は振り返る。その期待が足をすくった。

「遅い人とプレーすると、自分が急いでイーブンにしようと思ってしまう。そこが自分の弱いところ」という大山だが、申は特に時間を使ってプレーするタイプの選手。知らず知らずのうちにペースは乱れ、1番、4番とミスからボギーが先行した。

気づかせてくれたのは、キャディのデイナだ。「志保は志保のプレーをすればいい。もっとゆっくり歩いた方がいい」。足のけがを抱え、プロアマ戦は9ホールでリタイアしたデイナだが、やはり4年の付き合いはダテではない。

「私なら、(その選手が)クラブを抜いた時点で打っているなっていうのは何回かあったけど、空を見たり、ギャラリーを見たりしながら過ごしました」と、大山はやり過ごす術を覚えた。「でも、気持ちがぶれないところがすごい。慌てたりしないのがすごい」。そっと申をフォローするのも忘れない。

現在、日本人選手として世界ランク最上位の42位につける大山。「アイアンとパットの調子がいい。ティショットを力まずにフェアウェイに置くのが大事。優勝は15アンダー以上行くと思うけど、目標は設定せずに1打、1打がんばりたい」。最終日も多くのガッツポーズでギャラリーもろとも盛り上がりたい。(長野県軽井沢町/今岡涼太)

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