成田美寿々が自己ベスト「63」で首位発進 ホステス宮里藍は26位
2015年 サントリーレディスオープン
期間:06/11〜06/14 場所:六甲国際GC(兵庫)
「全英」行くゾ! 気合いの短髪で成田美寿々が大爆発
国内女子ツアー「サントリーレディス」初日。午前組でプレーした成田美寿々が9バーディ、ノーボギーで自己ベストを1打更新する「63」をマークし、9アンダーの単独首位スタートを切った。前半11番からの5連続バーディで、早々に後続を置き去りにするロケットスタート。「100点? そうですね」と自身も満点をつける会心のプレーだった。
ドライバーは左右に散り気味ながらも、「パットがすごく入ってくれた」とグリーン上が冴えた。前週から変えたクロスハンドグリップがフィットし、今週はロングパットではタッチを合わせやすい順手を併用してコースに適応できるようアレンジしている。ベストスコア更新がかかった最終9番、3mのバーディパットは、カップに吸い込まれる30センチほど前からガッツポーズを始動。「締めのパットもすごく良かった」と自画自賛した。
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今週の月曜日、神戸市内にある美容院で元々ショートカットだった髪をさらに短く切りこんだ。担当した美容師が「刈り上げの2歩手前」と説明したというベリーショートは、「自分の中で、最短です」というボーイッシュさ。「これから夏だし、バイザーをかぶりたかったので、(おでこ部分の)ロゴが隠れないように」という理由もある。
もう1つの理由が、今週を終えた賞金ランク上位5人に付与される、海外メジャー「全英リコー女子オープン」(7月30日~)の出場権争いへの決意だ。成田は現時点で14位におり、「優勝しないと出られないと思って、メッチャ気合い十分で来ました」との意気込みが、その足を自然と美容院に向かわせたようだ。
「気分転換です。リセットしようと思って」。男性でいうところの“気合いの角刈り”は、今週にかけるモチベーションの高さの表れだ。(兵庫県神戸市/塚田達也)