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「私はかわい子ちゃんハンター」 成田美寿々が圧巻V!

最終日のギャラリー数は9376人。昨年を2271人も上回る大ギャラリーに包まれた「スタジオアリス女子オープン」(兵庫県・花屋敷GCよかわコース)で、3打差を逆転して優勝を飾ったのは成田美寿々。1番から6連続バーディを奪って鮮やかに首位に立つと、そのままトーナメントレコードタイとなるノーボギーの「64」で18ホールを駆け抜けた。

最終組でスタートしたこの日、同組には首位でスタートし初優勝を目指す20歳の藤田光里がいた。“美人ゴルファー”としてファンも多い藤田が相手とあって、雰囲気は「ぶっちゃけアウェー」。それでも「アウェーこそ、ホームだと思う」と、成田はその空気すら自らの力に変えた。

3日間で難易度2位の1番で、2mのバーディパットを沈めて小さくガッツポーズ。2番、3番と4mほどを立て続けに沈めると、4番は右ラフから50cmにぴたりとつけ、続く5番(パー5)は3打目を80cm、6番は手前カラーから6mをパターで沈めた。

「駆け引きはしていないけど、6連続で少しは相手にプレッシャーを掛けられたのかなと思う」

藤田に5打差をつけて折り返した後半は、自身の2バーディに対して、藤田が5バーディと盛り返して2打差まで詰め寄られた。「光里ちゃんがバーディを獲ると、声援は私の3倍くらいありましたね。おー、沸いている、沸いているって(笑)」。余裕は最後まで失わなかった。

昨年の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」では、プレーオフで香妻琴乃を打ち破った。「あのプレーオフの状態が今日は18ホール。モチベーション的には高かったです。私はかわい子ちゃんハンターなので(笑)」。成田の強い精神力が際立った試合だった。

練習日と2日目のホールアウト後は、昨年末に購入した弾道測定器「トラックマン」で100ヤード以内のショットの精度を数ヤード刻みで確認した。通常のトップ位置、半分の位置という2カ所を基準とし、短く持ったり、力感を軽くしたり…。ウェッジは48度、52度、56度の3本を入れている。これまで苦手としていた65ヤードの距離から、この日は56度のウェッジで2バーディをもぎ取った。

目標とするオリンピックは1年後に迫っている。「その1年が長いとは思わない」と成田は言う。

前週までの世界ランキングは日本人5番目で、“当確”となる2番目には届いていない。「私が日本で活躍しても、アメリカでやっている人に活躍されたらかなわない。全米女子オープンは権利があるので、全英を狙いたい。もし、かなわない状態になっていたら、米ツアーのQT受験も考えるかもしれない」。リオ五輪に向けても、手綱を緩めるわけにはいかない。(兵庫県三木市/今岡涼太)

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