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あのガッツポーズは「恥ずかしい」? 大山志保の乙女心

1回、2回、3回・・・大山志保は完璧な1打のたびに、得意のガッツポーズを決めてみせた。福岡県で開催された「ほけんの窓口レディース」最終日、4位から出た大山志保は5バーディ1ボギーの「68」で通算6アンダーまで伸ばして単独2位。逆転優勝には届かなかったものの、今季ベストフィニッシュとなった。

大山の代名詞でもある派手なガッツポーズが量産された一日だった。3mの難しいスライスラインを沈めた9番では、拳を何度も振るスタイルのガッツポーズ。4mのパーパットが残った14番のピンチでは、カップインと同時に、まるで演歌歌手のように(?)腰の入ったガッツポーズを披露し、ギャラリーからの「ナイスパー!」の大歓声に応えた。

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開幕前のプロアマ戦でつかんだショット復調の兆しは、確信とはいかないまでも「つかみかけている」と説明する状態。「アプローチ、パターは自信を持って打てているので、ようやくシーズンが開幕した感じ」と、大山本人も戦闘態勢が整ってきた実感を噛みしめる1週間となったようだ。

この日は、グリーン上だけでなく、ショットを打った後でも再三拳を握った。ボールの行方を見失っても「ナイスショット!」が言いやすかったのか、大山組のギャラリーは沸いていた。誰にでも分かる調子のバロメーターとして、大山のガッツポーズは注目度も高く、ツアーを盛り上げる一要素となっている。

「ガッツポーズの数? 集中し過ぎていて、出ちゃいましたね。昂ぶる気持ちを抑えきれなかったというか(笑)。でも、そのあと、ふと我に返って・・・恥ずかしいんです」。本人が頬を赤く染めるのは、ギャラリー受けを狙ったポーズではない証しだ。(福岡市東区/糸井順子)

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2015年 ほけんの窓口レディース



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