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穴井詩が18年ぶり快挙に王手 メンタル強化の手本はブレイク中の・・・

プロ7年目の27歳が、今季のツアー最後を飾るメジャー戦で初タイトルに王手をかけた。2位からスタートした穴井詩が、「LPGAツアー選手権リコーカップ」3日目を6バーディ、1ボギー「67」でプレーし、通算11アンダーで単独首位に浮上。井上陽子が1996年に達成して以来、18年ぶり2人目となる大会初出場・初優勝の快挙も見えてきた。

最終日を単独首位で迎えるのは、2012年「富士通レディス」、13年「ニトリレディス」に続いて3回目。過去の2回は、いずれも最終日にオーバーパーを叩いて自滅した。今年9月のメジャー戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」でも、初日から首位争いを演じながら3日目終盤の3連続ボギーが響き、優勝スコアにあと1ストローク届かなかった。

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敗戦を繰り返した当時から、自身の弱点にメンタルを挙げてきた穴井。惜敗を重ねてきた経験から、この日は「リーダーボードを見なかった」と、意識的にボードから目を背け続けた。どうしても気になり、キャディに「どんな感じ?」と戦況を聞けば、真意を理解しているキャディから返ってくるのは「まあ、それなりだよ」との返事。ホールアウトし、最終18番のリーダーボードを見て、初めて自分の順位を知った。

そんな穴井が、「感化されている? それはあると思います」と認めるのが、ガッツあふれるプレースタイルが持ち味の22歳、成田美寿々の存在だ。11年のファイナルQT最終日に同組になり、初めて顔を合わせたその日から意気投合。今でも、2人の間でゴルフの勝負ごとをいろいろと持ちかける良き友人だ。「有言実行だし、本当に見習いたいタイプ。闘争心とか、私の気持ちの変化も少しはあると思う」という。

この日は後半17番でピンそば50cmに絡め、最終18番では5mを決める2連続バーディフィニッシュ。終盤のスパートが光っての首位奪取は、ハートの強さが徐々に増しつつあることのあらわれか。明日の最終日も「リーダーボードは見ません」と固く誓った。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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