前週のメジャーでプロ転向後初の予選通過。その自信と手応えを好発進につなげた堀琴音

前週行われた国内女子メジャー「日本女子オープン」でプロ転向後3戦目にして初の予選通過（16位）を果たした堀琴音が、今週静岡県で開催されている「スタンレーレディス」の初日に4バーディノーボギーの「68」をマークし、首位と3打差の4アンダー7位につけた。

プロデビュー戦を8月「meijiカップ」で迎えた堀は、予選カットラインに1打及ばず予選落ち。続く「NEC軽井沢72ゴルフ」でも初日「75」の出遅れで80位と順位を下げ、カットラインの壁はまたしても堀の行く手を阻んだ。前半は寄せワンでパーを拾うホールが続いたが、「ようやくピンに絡みだした」と徐々にチャンスを演出。不調が続いていたショットは、前週末から少しずつ安定感を取り戻したという。

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「不調の原因は上体が力んでいたこと。8割の力でリラックスして打つようにしたら良くなった」。折り返し前の8番（パー5）で4mを沈めてバーディ。続く9番では、残り150ydを7Iで放った第2打をピン奥3mにつけて2連続とし、パットも噛み合いを見せて流れを呼び込んだ。

「難しいメジャーセッティングで予選通過できたことが自信につながっている」と堀。深いラフ、困難な場面からのリカバリーなど経験値が今週に活きた。「集中できた。アマチュアだった昨年よりも少しは成長できているのかな」。しっかりと残してきた足跡を振り返りながら、自らの成長を確認できたことが、この日のなによりの収穫だ。（静岡県裾野市／糸井順子）