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柏原明日架、堀琴音ら ほろ苦いプロデビュー

8日(金)に北海道の札幌国際CC島松コースで開幕した国内女子ツアー「meijiカップ」の初日。7月末に行われたLPGA最終プロテストで一発合格を果たした柏原明日架堀琴音山田成美の3選手がプロデビューを飾った。柏原、堀ともに1オーバーの53位タイ発進、山田は5オーバーの91位タイでデビュー戦初日を終えた。

柏原は4番では残り130ヤードの第2打をピン奥2メートルにつけると、これを沈めてプロ初のバーディ。前半はトータル3つのバーディで、一時はリーダーボードの上位に顔をのぞかせた。しかし後半は、10番でティショットのミスが招いたボギー。「気持ちを立て直せずボギーを続けてしまった」と、4つのボギーで後退した。

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「ゴルフはやっぱり難しい。前半と後半では全く違うゴルフだった。プロになってもゴルフはアマチュアのまま」と、厳しいまでのプロの洗礼に肩を落とした。ホールアウト直後は「まだ今日のプレーを整理できていない。悪かった後半のゴルフを見直して、明日はきちんと自分と向き合ってゴルフをしたい」と言葉を振り絞った。

堀は、前半の6番でボギーが先行。「ちょっとずつ噛み合わなかった。苦しいというか、もう一歩だった」と悔やんだ。プロ初となるバーディは11番。5番ユーティリティで放った第2打は、ピン上3メートルにつけるナイスショット。難なくバーディを奪った堀だが、「キャディ(中島敏雅コーチ)に言われて初めて気付いた。せっかくのデビュー戦、バーディが少なくて残念だった」と、“一生の思い出に残る大会”は、悔しさも感じる序章となった。

プロテストトップ合格を果たした山田は「疲れたけど楽しかった。出だしは緊張して硬かったけど、徐々にほぐれてきた」とこの日を振り返った。大きな期待を背負いながら、少しだけほろ苦いプロデビューとなった3選手。この日思い思いに感じた何かを胸に、新たなスタートラインに立った。(北海道北広島市/糸井順子)

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