東浩子が首位発進!穴井、菊地、鈴木愛が1打差で追う
2014年 日本女子オープンゴルフ選手権競技
期間:10/02〜10/05 場所:琵琶湖CC(滋賀)
疲れもなんのその! メジャー連勝へ鈴木愛が2位スタート
注目の20歳が、再びの快挙を予感させる好スタートを見せた。国内女子メジャー「日本女子オープンゴルフ選手権競技」初日、1番から出た鈴木愛が6バーディ、2ボギーの「68」をマークし、首位と1打差の4アンダー2位発進。先月「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」を制したインパクトが冷めやらぬ中、メジャーで再び存在感を示している。
まだ初日を終えた時点ではあるが、同一年度でのメジャー複数優勝者は過去に10人。選手権と女子オープンの連勝となれば、樋口久子が1977年に達成した37年前までさかのぼる。
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「先週からアイアンショットがすごく悪かった」という悩みを今週開幕前にコーチと修正し、不安を払拭できたことが大きい。「(フォローで)グリップを左下に下ろす感じで打ったら良くなった」と、手前から攻めるショットが強いられる今週のコースセッティングにしっかり対応。奪った6バーディはすべてピン横より手前につけたもので、前半9番では手前の花道から12ydをウェッジでねじ込んだ。
国内最高峰の大舞台にも「選手権を経験した後だったので緊張なくスタートできたし、プレッシャーもなく楽しく回れた」という強心臓。米国ツアーに身を置く宮里美香との初ラウンドも「グリーン周りの技術がすごい。美香さんと回れて勉強になった」と周囲を見渡す余裕を備え、スコアでも宮里を1打上回った。
今シーズンは、初めて経験しているツアーフル参戦。「足の裏が痛むし、両足ともヒザより下にきている」と肉体は悲鳴を上げ始めているが、この日の圧巻の1打は、132ydの2打目をピンそば10cmに絡めた最終18番で生まれた。一日の終わりまで疲れを感じさせない躍動感もまた、勢いに乗っている20歳が持つ魅力だ。(滋賀県栗東市/塚田達也)