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“愛”が支える鈴木家のサクセスストーリー

ツアー初優勝をメジャー競技「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で決め、18番グリーンで笑顔を弾かせた鈴木愛。ジワジワとあふれ出てくる涙を指で拭う傍らで、母・美江さんもまた、グリーンサイドで嗚咽した。

10年前にさかのぼり、2004年。徳島県の東みよし町立(当時は三加茂町立)加茂小学校に通う鈴木は「サントリーレディス」を制した宮里藍をテレビで見て、ゴルフの魅力にはまった。09年「四国女子アマ」優勝が、プロゴルファーを志す契機となった。

高校進学は、徳島県内のゴルフ強豪校からの誘いを蹴り「団体行動は得意じゃないし、ゴルフ場も近くて環境もいい」と、当時ゴルフ部がなかった鳥取県の倉吉北高へ。鈴木と男子1人、わずか2人のゴルフ部1期生となり、親元を離れて寮生活をスタートさせた。

この一時的な離別が、より家族の絆を強める転換期となる。

寮生活が始まってから半年後。徳島県に残った一家は、鈴木が「よりゴルフに集中できるよう、精神的にも支えたい」(美江さん)と、鳥取県への引っ越しを決断する。自営業の父・健司さんは3代続いた製材業をたたみ、鈴木の姉と妹、弟を含めた家族全員が再び一緒になった。「食事や洗濯をしてくれるのもありがたかった」と鈴木。真っ直ぐにゴルフに打ち込む娘が、練習だけに集中できる環境を整えた。

鈴木が13年のプロテストに晴れて一発合格し、ツアーを転戦するようになってからも、母の献身は続いた。ともに飛行機が苦手、輸送費節約の目的もあり、中古で購入した「マーチ」のハンドルを自ら握って、2人で日本全国を駆け巡る日々。ギャラリーロープの外にはいつも、鈴木のプレーを見守る美江さんの姿があった。

1年足らずで走破した距離は約7万キロ(地球1.75周分)に達し、愛車は先月ついに廃車となった。

優勝副賞はホンダのハイブリッド車だ。

18番グリーン上で行われた優勝インタビュー。鈴木は感謝の言葉を贈った。「行きも帰りも寝ていてばかりで、お母さんには何もしてあげられなかったけど、優勝できてうれしいです。ありがとうございます」。母の目から、再び大粒の涙があふれ出た。(兵庫県三木市/塚田達也)

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塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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2014年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯




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