7月以来の優勝に向け「そろそろかな。『私の日』が来れば勝てると思う」と語る成田美寿々

愛知県で開幕した「マンシングウェアレディース東海クラシック」初日、賞金ランキング3位につける成田美寿々が、5バーディノーボギーの「67」で回り、首位と1打差の5アンダー2位で好発進した。

先週のメジャー「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」では、同期の鈴木愛に1打及ばず、悔しさを露わにした。ただ、「すごく悔しかったが、これから負けなければいいかなと思うと、意外とあっさり気持ちが切り替わった」と、一晩寝たら吹っ切れたという。

＜＜　下に続く　＞＞

初日は、4番（パー3）でカラーから8mを沈め、5番（パー5）では2オン2パットを決めるなど前半で4つのバーディを奪った。後半は「パットの転がりが急に悪くなった」と、バーディは15番（パー5）だけにとどまったが、それでもノーボギーでまとめた。

賞金ランクで上を行く韓国のイ・ボミとアン・ソンジュが今週そろって欠場。「2人のいないうち、鬼の居ぬ間にやっておかないと、というのはある」と、賞金王争いもしっかりと意識に上げている。現在の獲得賞金は約8,450万円で、優勝賞金1,440万円を獲得すれば1億円の大台も目前に迫る。「1億円を突破したい。あこがれです。格好いいですよね“1億円プレーヤー”」と視線を正面に向けた。

「最近は常に上位争いができている。肉体的には疲れているが、精神的には楽しくできている」。照準に定める次のメジャー「日本女子オープンゴルフ選手権競技」（10月2日～／滋賀県・琵琶湖CC）に向けて、上り調子の維持を狙い、2日目以降のラウンドに臨む。（愛知県美浜町／片川望）