09年の諸見里しのぶ以来となるメジャー2連勝に挑む成田美寿々

国内女子メジャーの今季第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」開幕前日の10日（水）、賞金ランキング3位につける成田美寿々が公式会見に応じ、5月「ワールドレディスサロンパスカップ」に続くメジャー2連勝に意欲を示した。

成田がメジャー2連勝を達成すれば、同ツアーでは2009年に同じく「サロンパスカップ」と「女子プロ選手権」を制した諸見里しのぶ以来、5年ぶりとなる。

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「日本女子プロと日本女子オープンは、やっぱり別格。1度（メジャーを）勝ったからこそ、もう1つ欲しいと思うようになった」。メジャー初優勝を含め、すでに今季3勝。大ブレイク中の成田にとって、次なるターゲットに見据える日本タイトルへの渇望は増すばかりだ。

今季は「全米女子オープン」、「全英女子オープン」と2つの海外メジャーを初体感。今週のコースと対峙するに当たり、場所によっては100ミリを超える深いラフも、アンジュレーションが大きなグリーンも、今の成田の目には、これまでとは別感覚の景色に映っている。「海外メジャーを経験したからなのか、いつもより難しく感じない。自分がレベルアップして、難しく感じなくなっているんだと思う」と、自信のほどを淡々と言葉にした。

メジャー2連勝は同時に、自身初となるシーズン獲得賞金1億円突破も達成する。「賞金が大きい試合で頑張らないと（トップのイ・ボミに）追いつかないし、今週はその気持ちで臨んでいる。（メジャー連勝は）私にしか狙うチャンスはない。積極的に狙っていきたい」。波に乗る21歳は、どこまでも貪欲だ。（兵庫県三木市／塚田達也）