大山志保が首位 連覇狙う吉田弓美子が1差2位
2014年 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント
期間:09/05〜09/07 場所:みずなみCC(岐阜)
首位発進の大山志保 “次こそ優勝”の気概
2014/09/05 18:28
国内女子ツアー「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」の初日、大山志保が8バーディ1ボギーの「65」をマークして単独首位の好スタートを切った。スタートから降り始めた雨は次第に強さを増し、ティオフ直前に一時中断が決定。約1時間後に再開となるも、9時57分のティオフ予定だった大山がホールアウトしたのは16時30分を回っていた。
この日は2番でティショットを右の林に曲げてボギーを先行させたが、続く3番、5番(パー5)では5メートルをカップインさせ、スコアをアンダーに戻した。迎えた後半では「チャンスは外さなかった」とチャンスメイクしたホールで確実にバーディを重ね、終わってみれば8つのバーディを量産で単独首位に抜け出した。
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今季6月から徐々に調子を上げてきた大山。先週までの出場2試合では連続トップ5フィニッシュ(「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」2T、「ニトリレディス」4T)と、今季初勝利まであと一歩と迫っている。自身も「(ショットは)良い状態に戻り、不安はない」と断言するほど、その自信がぶれることはない。
ただこの自信はこれまでの苦い経験ゆえ。「NEC軽井沢-」でのプレーオフ敗戦を、「他の選手よりも『絶対に勝つ!』という気持ちが弱かった。プレーオフに進出できたことで、どこかで満足してしまった自分がいた」と分析。同じ轍は踏まない気概を見せた大山は「もう上しか見ない。自分が伸ばすことだけを考えてプレーに集中したい」と、初日の好発進に少しだけ息巻いた。
現在、コーチ無しで戦う大山が頼るものは、自分自身だけ。「今は自分を信じてやっている。誰かに助言をもらうことも大事だけど、自分で考え抜いて掴んだものこそ財産になる」というのが大山流。積みあげてきた思いや経験こそが、大山をさらに強くする。(岐阜県瑞浪市/糸井順子)