服部真夕選手の詳細プロフィール、クラブセッティング、スイング分析を紹介
2014年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
期間:08/15〜08/17 場所:軽井沢72ゴルフ北コース(長野)
服部真夕は“元飛ばし屋”へ?
国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」は例年バーディ合戦でスコアの伸ばし合いとなるが、今年も例外なく初日から好スコアが続出した。バーディの奪い合いも魅力の1つだが、ドライバーショットの飛ばし合いもまた、ここではギャラリーの楽しみの1つとなっている。
飛距離争いでもっとも注目を集めたのが福嶋晃子、服部真夕、渡邉彩香の組だった。長く女子プロ界の第一人者として豪快なドライバーショットを披露してきた福嶋は、出産後とあって、「260から270ヤードぐらいかな」と謙遜するが、衰えは感じさせない。
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その福嶋に憧れてプロゴルファーになった渡邉も、飛距離ではツアー1、2を争う選手。そこに、ソフトボールで鍛えたダイナミックなフォームで振り切る服部も引けを取らないはずなのだが、「私なんか全然飛ばないですよ」と白旗を揚げた。
「もう、組み合わせが決まったときから、セカンドオナーは決まったと思いましたよ(笑)」。カップに遠い選手から打つのがゴルフなので、言い換えればティショットが最も飛ばなかった選手が2打目の先頭打者となる。
2人とのラウンドに力んだわけではないだろうが、時として左サイドにひっかけ気味のショットも飛び出した。「(2打目が)打てるところにあったのと、ライも悪くなかったので。ちょっと捕まりすぎたのはありますが、ノーボギーで回れたのが良かったですね」。ミスショットをリカバリーするアイアンショットで、パーオンできなかったのは14番の1ホールだけ。その14番もカラーまで運んだのでアイアンは完璧に近かった。
5アンダーでホールアウトした服部に対し、同組の2人も5アンダー。2日目も同じ顔ぶれで最終組の1つ前でラウンドすることになった。飛距離対決では勝ち目がないと判断した服部は目標を1つ掲げた。「明日はイーグルを奪います」。
この日は福嶋が9番パー5で2オンに成功し、2メートルのイーグルパットを沈めた。そして渡邉も16番パー5で残り94ヤードの3打目を直接カップインさせイーグル。「明日も伸ばし合いになると思う。今シーズンまだイーグルはないけれど、このコースなら獲れると思うので獲りたいです」と力強く締めくくった。(長野県軽井沢町/本橋英治)