ウェイ・ユンジェが4季ぶりVに王手 成田美寿々が2打差
2014年 センチュリー21レディス
期間:07/25〜07/27 場所:伊豆大仁CC(静岡)
香妻琴乃 初優勝のチャンス再び!
国内女子ツアー「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」の2日目、1オーバー63位タイで出た香妻琴乃が、8バーディ、1ボギーと7ストローク伸ばして通算6アンダーの9位タイに浮上。首位とは4打差で最終日に逆転優勝も狙える位置につけた。
10番からスタートした香妻は、2.5メートルにつけたバーディパットを2連続で決めた。12番パー5ではボギーをたたくが、16番、17と再び連続バーディ。さらに後半もショートアイアンでピンに絡めると4つのバーディを量産。前週の最終日のような猛チャージだった。
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前週の「サマンサタバサレディース」では、3日間で通算16アンダーまでスコアを伸ばしてプレーオフに進んだが、成田美寿々の前に涙をのんだ。「すごく悔しかったけど、次の月曜日にサマンサの社長さんらから『優勝争いを何度も経験して勝てるようになるんだよ』と言われ、自分も良い経験だと思って、もう気持ちは切り替えて来ています」。ショットの調子の良さも手伝い、さっそく次なるチャンスが飛び込んできた。
この日、香妻の好スコアに貢献したのはパッティングだった。「昨日ラウンド後の練習でハンドダウンになっていることに気づいて、手の位置を少し上げるようにしたら、引っかけるミスが出なくなった。今日は1日そのことを意識していた」。
2週連続での好スコアに自然と自信もわいてくる。「そんなにガツガツ(バーディを)狙っているわけではないけど、ティショットでミスしても、そこから拾える粘りのゴルフとか、自分のゴルフのマネジメントや考え方が変わってきた。昨日伸ばせていなくても、今日のビッグスコアのように切り替えができるようになりました」。
惜敗の中でも自分なりのゴルフを確立させた香妻。最終日は最終組の3つ前で、爆発的なスコアを出して上位陣にプレッシャーを掛けたい。(静岡県伊豆の国市/本橋英治)