ママとプロ、両立を目指す佐々木慶子
2014年 アース・モンダミンカップ
期間:06/26〜06/29 場所:カメリアヒルズCC(千葉)
私もママ!保育園に送迎後、3位スタートの佐々木慶子
千葉県にあるカメリアヒルズCCで行われている「アース・モンダミンカップ」で、出産後初戦を迎えた茂木宏美が3アンダー11位タイの好スタートを切ったが、茂木と同期(02年入会)で10年3月に長女を出産した佐々木慶子も負けてはいない。4バーディノーボギーの「68」と、首位と2打差の3位タイで滑り出した。
神奈川県横浜市に住む佐々木は、道路の混まない平日の間はアクアラインを使って自宅からコースまで通っている。12時42分スタートだった初日は、朝8時過ぎに子供を保育園に送り届けてからコース入り。前日までの雨の影響で思うようにパター練習が出来なかったことも考慮して、スタートの3時間半前にコース入りしたという。
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「朝、練習していたときに、(パッティングで)手元をハンドアップ目にして手の動かし方を変えたら良くなった」と、この日はロングパットもほとんどOKに寄せて、一番長かったパーパットは1.5メートル。「ショットがすごく良いわけじゃないけど、パターが良い分ボギーにならなかった」と直前の予習が生きた。
自身は出産後、丸1年ツアーから離れていただけに、茂木の4ヶ月強での復帰は「早いと思う」と舌を巻く。「それに、私は距離も落ちたし、(復帰戦は)全然ダメだったので、相当頑張ったんだなと思いました」。
佐々木の長女はもう4歳。いまでは母親の仕事も理解してきて、「プロゴルファーになりたいって言っています」と、親としては嬉しくもあり、責任も感じる立場になってきた。昨年、ステップアップツアーの「SANKYOレディースカップ」で“ママ”初優勝(下部ツアー通算2勝目)を飾ったが、そろそろレギュラーツアーでの初優勝も欲しいところ。「土日は見に来るかもしれないです」という娘の前で、“かっこいいママ”を演じられるか?(千葉県袖ヶ浦市/今岡涼太)