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新エースを探してパター20本目…大山志保は疑心暗鬼のV争い

新潟県のヨネックスCCで開催中されている国内女子ツアー「ヨネックスレディス」の2日目、首位タイからスタートした大山志保は3バーディ、1ボギーの「70」でプレー。通算7アンダーの2位タイと1歩後退したものの、首位に1打差と優勝争いに踏みとどまった。

今週を前に賞金ランキングは57位。不振の要因は、2月から悩みに悩み続けているパッティングだ。今年のオフにエースパターの塗装が剥げ落ち、塗装し直したことで「何か違う」と大山のフィーリングをわずかに狂わせたことがきっかけだった。

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その後は自宅にあった古いパターを引っ張り出し、「いろいろ試したけど、コレというものが見つからなかった」。今季ここまでに手にしたパターの数は約20本。「ピン型からマレット型、大きいモデル(ネオマレット型)のものまで全部試した…」と試行錯誤を続けているが、かつてのフィーリングに迫る1本には巡り会えていない。

現在は結局、昨年までのエースパターだったマレット型の「ピン スコッツデール パター ハーフパイプ」を使用中。ただ、これも「ヤマハレディース」の会場で数種類のヘッドとシャフトを組み合わせて作ったパターで、元エースとは別物。「まだ、ずっと使うかは分からない」と完全な信頼を得るには至っていない。

この日は、優勝戦線に踏みとどまるプレー内容に「昔と同じようなパットのフィーリングが戻ってきたことが、スコア以上に嬉しい」と表情が明るかったが、それも「何でだか分からないけど」と首をひねりながらの言葉。疑心暗鬼を払拭しようと、取材の後も、練習グリーンでボールを黙々と転がした。「うーん。どうなんでしょうね」と会場を後にするときも歯切れは悪かった。(新潟県長岡市/塚田達也)

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2014年 ヨネックスレディス



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