成田美寿々が「パター専用メガネ」で好発進
ツアーデビュー年の2012年に初優勝、そして昨年も1勝を果たした21歳の成田美寿々が、眼鏡をかけてパッティングを行っている。国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディスオープン」の初日は、その眼鏡効果で4アンダーをマークし、首位と2打差の4位タイ発進。そのワケを語った。
「もともと視力は悪いんですよ。裸眼で0.5ぐらいだったのですが、だんだん悪くなって。今では何もつけないと0.2ぐらいですから。以前はコンタクトをして1.0だったのに、今ではコンタクトをしても0.5しかないんですよ(笑)。この眼鏡は2週前からですが、これで1.2ぐらいの視力です」。
コンタクトの上に眼鏡をかけてにっこりと微笑む成田。その効果は歴然で「グリーン上の芝の穂先が見えたり、今までぼんやりしていた傾斜が見えるんですよ」と笑って話す。裏を返せば、いままではパッティングのラインが読めていなかったことになる。
しかし、見えすぎるのも困ったもので「ショットはダメですね。ボールが近く見えてしまって、スイングが崩れてしまうんです」と練習を重ねた結果、眼鏡はパッティング時専用となった。「似合っています?」と眼鏡姿をアピールする成田。これぞ開眼、とばかりに2日目以降も好スコアを狙う。(熊本県菊陽町/本橋英治)