フォトギャラリー「アクサレディス in MIYAZAKI」
2014年 アクサレディス in MIYAZAKI
期間:03/28〜03/30 場所:UMKCC(宮崎)
18歳アマ柏原明日架 勉強中の“大人ゴルフ”で最終日最終組に
宮崎県で開催されている「アクサレディス in MIYAZAKI」の2日目。その会場でひときわ大きな声援を受けていたのは、地元宮崎出身のアマチュア、柏原明日架だった。今大会が行われているUMKカントリークラブはジュニア時代から慣れ親しんでいることもあり、コースを熟知。昨年の大会でも16位タイのベストアマチュアに輝き、今年も6アンダーの3位タイと、目標のトップ10を大きく上まわる活躍で優勝争いに名乗りを挙げた。
5バーディ、ノーボギーと危なげなくスコアを伸ばしたこの日のプレー。流れをつかんだのは、「慣れ親しんだコースだからこそ攻めに撤した」という大会初日だった。178ヤードの13番(パー3)で、5番ユーティリティで放った1打は、グリーン手前から転がり自身2度目のホールインワン(ツアーでは初めて)を達成していた。勢いをそのままスコアで表現できるのは、成長著しい若手の特権だ。
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実は、大会前から目標として掲げているのは“パーオン率の向上”だ。ナショナルチームに所属していた頃にJGAから受信していたスタッツは、この春(高校卒業と同時に)から自ら電卓を片手に計算するようになっている。今大会を前に、LPGAのホームページから上位選手のパーオン率を調べ、自らのものと比較してみると、その差は歴然で「敵わない」と舌を巻いたほどだったという。
「スコアがまとまらないのはグリーン周りが悪いからと、アプローチを中心に練習していた。でもパーオン率を上げれば、アプローチも必要なくなる」と考え、それからはアイアンの精度を上げる練習にシフト。プロの世界で強豪選手らと互角に争うため、これまでのがむしゃらにピンを狙うアマチュアのコースマネジメントから、まずはグリーン中央を意識したマネジメントへと自ら意識改革してきた。
変化はこの日のラウンドにも早速表れている。「ショットの善し悪しが気持ちに影響し、その後のショットにも連鎖が出やすい」と自らの弱点を分析してきたが、パーオン率を上げるというスタッツ上の数字に目標にフォーカスすることで、精神的な安定も得られ、幾度のピンチにも、心の余裕で凌ぐことができ、結果としてノーボギーのプレーにつながったと説明した。
今春、日章学園高等学校を卒業し、現在はプロテスト合格に向けて練習に励んでいる。とはいえ、アマチュア優勝でプロゴルファーの資格を得ることが一番の早道。昨年のツアー参戦からひたすら“優勝”の2文字を常に追いかけてきたモチベーションは今も変わらない。まして地元だ。
最終日最終組でアマチュアがラウンドするのは2013年4月「スタジオアリス女子オープン」の植竹希望(最終成績19位)以来の記録。さらには、宮里藍、キム・ヒョージュ(韓国)に続く歴代アマチュア優勝3人目の選手となるのか(ツアー制施行後)? 大きな期待が寄せられる中、伸び盛りの18歳がいよいよ決戦のラウンドへ挑む。(宮崎県宮崎市/糸井順子)
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- UMKカントリークラブ
- 2013年3月"アクサレディスゴルフトーナメント IN MIYAZAKI"開催!!丘陵コース。フラットな中に難しさを秘めているが、アベレージクラスには楽しめる。第1打をフェアウェイに置くことが肝心。しかも左と右をきちっと分けて攻めたいところ。