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ガッツポーズ乱舞も・・・最終組の日本勢トリオは米ツアー優勝ならず

三重県の近鉄賢島CCで開催された国内女子ツアー「ミズノクラシック」の最終日。通算8アンダーの首位に並んで最終組から出た大山志保比嘉真美子一ノ瀬優希の3人は、終盤まで僅差の争いを演じたものの、通算14アンダーに伸ばした1組前を回るテレサ・ルー(台湾)の勢いを前に敗北。米国ツアー公式戦を兼ねた一戦で、米ツアー初タイトル獲得はならなかった。

「70」と2つ伸ばしながらも最終的に4打差をつけられ、通算10アンダーの3位タイに終わった比嘉は「すごく勝ちたい気持ちは強かったけど・・・」と悔しさを滲ませながらも、「自分が進歩した感覚はある。上出来だと思います」と続けた。

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「空回りする部分があった」と、後半11番まではバーディとボギーが交互に来る足踏みが続いたが、終盤に見せ場は作った。14番で6メートルを決めて豪快なガッツポーズ、15番でも3メートルを沈める連続バーディで一時は首位に2打差まで詰め寄ったが、ゴールテープに届かなかった。「3日間、良いプレーは出来たけど最終日に伸ばさないと戦えない。また勉強になりました」と潔くコースを去った。

一ノ瀬も、比嘉と同じく「70」に留まり3位タイで終戦。終盤16番(パー5)で3つ目のバーディを奪い1打差まで肉薄したが、直後の17番(パー3)のティショットをグリーン左に外し、1.5メートルのパーパットがカップの左に逸れて万事休す。初優勝を飾った3月「Tポイントレディス」に続く2勝目はならなかったが、「今週はボギーが2つしかなかったし、あとはショットさえ良ければ優勝争いに絡めると思う。勝ちにいきたい」と、残り3試合での必勝を誓った。

大山は「71」と1つ伸ばすに留まり、通算9アンダーの5位タイに後退。「ここまで来たら優勝しかないと思っていた」と、バーディ、パーにかかわらずガッツポーズを繰り出した気迫も、優勝には届かなかった。悔やまれるのは、ことごとくチャンスを外した序盤3ホール。1番(パー5)のイーグルチャンス(3メートル)、2番(2メートル)と3番(3メートル)のバーディトライはことごとくカップを逸れ、「流れを掴めなかった。やっぱりパットですね」と苦笑い。

しかし、約450万円を加算して賞金ランキングは23位に浮上。地元・宮崎開催の最終戦「リコーカップ」出場権(同25位以上)に一歩前進し、「残り試合も、リコーに向けて頑張ります」と、気持ちの切り替えに努めていた。(三重県志摩市/塚田達也)

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