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竹末裕美が引退表明「けがと体力の限界」

今週の「大王製紙エリエールレディスオープン」を最後に、引退することを表明した竹末裕美(30歳)。02年にLPGAに入会し、翌年の03年には初優勝を飾って賞金ランキング14位。その後は08年から3年間シードを保持していたが、昨年はQTに回って8位。今季、ここまでの賞金ランキングは54位につけている。

「シードが確定しているわけじゃないので、引退って言うのは恥ずかしいのですが・・・。今週いっぱいで終わる気持ちです」と竹末は言う。毎年、四国の香川県と愛媛県で交互に開催されている今大会だが、今年は震災復興の旗を掲げて福島県いわき市で開催される。竹末にとっては、生まれ育ったまさに地元だ。

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「自分でもびっくりしました。地元でできるのは変な感じですけど、幸せだと思います。優勝して来年やりたいとも思うけど、プロになる前からここで練習してきたので、ここで終われるのはうれしいです。たくさん応援してくれる人もいるし、1日でも長くできたらと思います」。

手首や腰に故障を抱え、「いきなり痛くなったり、良くなったりの繰り返し。優勝争いの回数も減ってきたし、(今年の)森永では最終日の残り4~5ホールで4オーバーも打ってしまい体力の限界だなと思いました」。昨年はシード落ちし、「あと1年くらいかな」と思っていたという竹末だが、ギリギリまでその決断は引き延ばしてきた。

「もし優勝したら、来年もやりたい」という竹末だが、現実も冷静に見据えている。「あと3日間、最後の力を振り絞って悔いの残らないようにやりたいです」と、静かに抱負を語った。(福島県いわき市/今岡涼太)

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2012年 大王製紙エリエールレディスオープン



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