入念にパッティングの確認を行う横峯さくら

今シーズンも残り2試合。横峯さくらにとっては、地元宮崎で開催される最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に気持ちよく臨むためにも、この試合で今季初勝利を飾れればベストだ。男子ツアーでは先週、石川遼が2年ぶりの優勝を飾って涙した姿が記憶に新しいが、横峯さくらも1年5カ月優勝から遠ざかっている。05年から昨年まで7年間、毎年1勝以上を挙げているが、その連続優勝記録の更新も瀬戸際だ。とはいえ、08年にも今大会で年間初優勝を挙げるなど、相性は悪くはない。

福島県では07年の「リゾートトラストレディス」以来、5年ぶりのトーナメント開催。とはいえ、昨年の震災以降ではもちろん初めてだ。「（ギャラリーも）すごく応援してくれるし、『優勝だな！』って言ってくれる。いつもより力が入るし、頑張りたい気持ちも強いけど、私の場合は空回りすることが多いので、自分のペースで頑張りたいです」と横峯。

コースの難易度は高くなく、スコアの伸ばし合いが予想される。「（キーポイントは）ショットですね。パットの感触は悪くないので。奥に行ってはダメなので、手前から攻めていきたいです」と、積極的なゴルフでバーディ量産を目指す。（福島県いわき市／今岡涼太）