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好スタートの宮里美香「やっぱり、恩返しをしたい」

森永高滝CCで開催されている「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」初日。自身初のホステスプロとして臨む宮里美香は、「思ったよりも緊張は無く、普段どおりにプレーできた」と序盤からチャンスを演出し、バーディを重ねていった。

2番でピン左7mを捻じ込んでバーディを先行させると、続く3番もピン左奥4mにつけて連続バーディ。その後はパーセーブを続けると、折り返し後の11番では2打目でグリーンを外すも、残り10ヤードの3打目をウエッジで直接沈めるチップインバーディ。全体的にスコアが伸び悩む中、悠々とスコアを伸ばしてゆく。

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しかし、12番(パー5)で3パットのボギーを叩くと、14番では2打目がグリーンをオーバーして再びのボギー。これまでの流れを断ち切る2つのボギーに「正直、痛かった」と気落ちしながらも、「残りホールでチャンスはある」と気持ちを即座に切り替えられるあたりは、さすがに米国女子ツアーを主戦場とする実力者。16番で3mを沈めてバーディを獲り返し、4バーディ、2ボギーの「70」でホールアウト。首位に2打差の2アンダー4位タイと、上々の滑り出しを見せた。

「やっぱり、恩返しをしたい気持ちは強いです」。ファンに加えて主催者の期待を背に受ける特異な雰囲気の中で好スタートを切り、その目標に向けて大きく前進した宮里。「でも、優勝や結果にこだわり過ぎず、内容を重視してプレーしていきたいですね」。逸る気持ちを抑えながら、静かに闘志を燃やしていた。(千葉県市原市/塚田達也)

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2011年 樋口久子 森永製菓ウイダーレディス



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