2026年 ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ

宮城の次は福田萌維の和歌山? 国内女子ツアー初勝利が“最も遠い県”は

2026年 ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ 初日 福田萌維
福田萌維は和歌山県勢の初勝利へ3打差6位につける好スタート

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 初日(9日)◇真駒内カントリークラブ 空沼コース (北海道)◇6700yd(パー72)◇曇り(観衆1347人)

前週「資生堂・JALレディスオープン」では、ルーキー倉林紅が宮城出身選手として国内女子ツアー初優勝を遂げて話題となった。呪縛を解いた側がフィーチャーされれば、残る“未勝利県”も知りたくなるのが人の性というもの。「そうなんです!私も紅ちゃんの記事で知りました。『和歌山県』って書いてあって…」。少し声のトーンを上げて笑った福田萌維は、和歌山出身プロ初勝利の期待を一身に背負う20歳でもある。

同県出身の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)会員は7人いる。しかし、レギュラーや下部ステップ・アップ・ツアーでプレーする現役バリバリの世代に限れば一人しかいない。岩出市で育った福田のジュニア時代は練習場に行ってもコースに出ても、周りを見れば大人ばかり。中学から有名で「見とれていた」というほどの存在だった鳥居さくらは兵庫県、仲良しの左奈々は福岡県…。もっぱら県外の同学年プレーヤーに刺激を受け、高みを目指して宮崎・日章学園高へ進んだ。同校の1学年上には荒木優奈菅楓華がいた。

2026年 ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ 初日 福田萌維
同年代の選手がいなかったという和歌山から高校は宮崎の強豪・日章学園に進んだ

QTランキング54位で迎えた今季は出場6試合という限られたチャンスで2度のトップ10入りを記録し、第1回リランキングを22位で突破。「シードを目指して…」と言いかけてから、自らの決意をしっかりと口にした。「いや、優勝ですね。シードを獲るにも、一番早いのは優勝なので」。納得のノーボギー「68」で首位と3打差6位につけて滑り出した今週も、もちろんその意気込みだ。

未勝利は和歌山を含めて9県。福田のほかに千田萌花(長野)、池ヶ谷瑠菜(三重)、永田加奈恵(奈良)、浜崎未来(島根)、権藤可恋(佐賀)が本大会に出場している。レギュラーツアーでコンスタントにプレーしている出身プロがいない秋田と高知は、新たな世代の台頭が待たれるところ。特に秋田は1985年入会の横山睦子が現状“最初で最後”の国内女子ツアープロとなっている。(札幌市南区/亀山泰宏)

2026年 ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ 初日 千田萌花
ルーキー千田萌花が育った長野県も出身プロの優勝がない

<国内女子ツアー未勝利県と主な出身選手>
秋田/横山睦子(1985年)
長野/千田萌花(2025年)ら11人
石川/土田沙弥香(2013年)、平井亜実(21年)ら11人
三重/森美穂鈴木麻綾(ともに2015年)、池ヶ谷瑠菜(23年)ら8人
奈良/倉田珠里亜森岡紋加(ともに2013年)、薮田梨花(21年)、永田加奈恵中地萌(ともに24年)ら11人
和歌山/福田萌維(2024年)ら7人
島根/浜崎未来(2021年) ら3人
高知/橋村時子(1980年)、高橋千晶(2005年)、松本奈穂子(07年)ら4人
佐賀/権藤可恋(2018年)ら3人

※()内の数字は日本女子プロゴルフ協会入会年、人数は退会者を含む

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