「狙っていた」今季初の“ツアー自力出場” 吉澤柚月は前週プレーオフ負けから笑顔の再出発
◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 事前(4日)情報◇ヨネックスCC(新潟)◇6483yd(パー72)
4日前の日曜朝、吉澤柚月は「3位以内」を目指してコースに出た。レギュラーラウンドの最終18番(パー5)で、ギャラリーを大興奮させた6mのバーディパットを沈め、河本結とのプレーオフに持ち込んだ。
「もちろんプレーオフに進みたかったこともあるんですが、あのパットは“これを入れたら来週出られる”と思って打ったんです」。吉澤の今季ツアー出場6試合はすべて主催者推薦によるもの。初優勝こそ届かなかったが、7試合目の今週は初めて「直近ツアー競技の上位3位」の資格を獲得した。
アマチュア時代の7試合を含め、ツアー通算55試合で初のトップ10。それもプレーオフ負けの2位という激戦で得たものは多い。「負けたのはもちろん悔しいですが、結さんとプレーできた」。決勝2ラウンドとプレーオフ2ホール。今季の国内メジャー「サロンパスカップ」を制した先輩とのしのぎ合いは「緊張もしたけど、幸せで。あんな気持ちは初めて。今までトップ10に感じていた壁を破れた気がします」と自分の覚醒を感じる時間だった。
自身のインスタグラムのフォロワー数は一日で約2万人から約2万8000人に激増。祝福コメントはフォロワー、プロ仲間の先輩後輩はもちろん、この日のプロアマ戦に出場したものまねタレント・みかんさんら思わぬ人からも「感動した」とメッセージをもらった。
「日曜日は疲れがめっちゃ来ました。終わった瞬間にブワーッと」と言い、2日間は休養に専念。前日3日に練習ラウンドを行い、この日は調整を行った。メルセデスランキング18位に浮上し、来季シード獲得も現実的になってきた。「今週ですか? 3位目指して頑張ります!」。次週「サントリーレディス」もマンデー予選会に挑戦予定とあって、おどけるプロ3年目の22歳だが、次のターゲットはもうツアー初優勝になる。(新潟県長岡市/加藤裕一)