「諦めなくてよかった」吉澤柚月は初V逃すも「67」で自己ベスト2位
◇国内女子◇リゾートトラストレディス 最終日(31日)◇グランディ那須白河GC(福島)◇6500yd(パー72)◇晴れ(観衆3234人)
「自分の出せる力は出したと思います」と吉澤柚月は言った。スタート前の首位との3打差を「67」で詰め、今季国内メジャーを制した河本結との激闘を繰り広げた最終日。充実感と無念さが胸に残った。
最終組の1組前から5位で出て、出だし2連続バーディで勢いに乗った。10番でボギーを喫したものの、「13番、14番ぐらいでボードが見えて、緊張とかはなく逆に楽しくできた」。最終18番(パー5)は1mのチャンスにつけた河本より先に6mをねじ込むたくましさで、プレーオフに持ち込んだ。
悔やまれるのはプレーオフ2ホール目。18番の3打目が奥に切られたピンのエリアに届かず、下りスロープで大きく手前に戻った。「思いっきり行けなかったところがダメだったのかな」と強気になり切れず、2オン2パットで締めた河本に屈した。
ここまで苦労を味わってきた。「苦しい思いをずっとしてきて、ステップ(下部ツアー)でも1年目はプレーオフで負けたりとか、2位が多かったりもあった。2年目もレギュラーの前半戦もうまくいかないことが多くて」。QTランキング28位の資格で前半戦の出場権を得ながら、開幕から15試合連続を含む17度の予選落ち。思い描いていたプロ生活とは程遠かった。
それでも希望を捨てず1試合1試合に臨んできた。「やっぱり諦めずやってきた結果。ここまでやれるようになったっていうのは自分でもびっくりしてますけど、ほんとにちゃんとやってきてよかったし、諦めなくてよかった」
敗れたとはいえ、通算10アンダー2位はツアー自己ベスト。「最終日に伸ばせてここまで来れたっていうのはレギュラーツアーの中ではなかったので、そこはほんとに1歩1歩進めたかな」。初優勝に届かなかった悔しさと大きな自信を持って会場を後にした。(福島県西郷村/安平賢太郎)