「絶対に行きたい」全米女子OPへ 桑木志帆がデータを味方に首位浮上
国内女子◇Sky RKBレディスクラシック 2日目(16日)◇福岡雷山ゴルフ倶楽部(福岡)◇6490yd(パー72)◇晴れ(観衆2824人)
一気にギアを上げた。桑木志帆は1番で110ydを2mにつけた1打から3連続バーディ発進。ボギーなしの「66」と伸ばして2打差7位からトップに立った。パーオン率は88・89%とショットが安定。「1、2番とバーディをとれたので、波に乗っていけたかな」。今季初勝利を、はっきりと視界にとらえた。
緻密なデータが生きている。今季から取り入れているのがスコア管理アプリ。今年2月にオーストラリア合宿を行った際に、現地のコーチからの助言を受けて取り入れたもの。すぐにスマートフォンにダウンロードし、ラウンド後の車内で距離や番手、方向などを約20分かけて入力するのが日課になった。
これまで歩測していなかったグリーン上の距離を測るようにもなった。例えばバーディパットの距離も細かく、3番は「6.1m」で、11番は「4.2m」といった具合に把握済み。「入る距離と入らない距離が明確になるので、無理に入れにいかずにパーをとりにいけるように」。感覚だけではない“確率”をベースにしたマネジメントをスコアメークにつなげている。
2024年11月の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」以来のツアー4勝目は喉から手が出るほど欲しい。そしてもう一つ、桑木には、いま勝ちたい理由がある。米カリフォルニア州の名門リビエラCCで行われる6月のメジャー「全米女子オープン」出場を目指しているからだ。
24年にロサンゼルス合宿を行い、米男子ツアーの「ジェネシス招待」を当地で現地観戦。「絶対にいきたい」と、今度は自身がプレーすることを熱望している。出場切符獲得のためには、「5月25日時点の世界ランク75位以内」の資格がラストチャンス。現在の同ランクは79位で、今大会で優勝すれば“圏内”に入る可能性が高い。
「優勝したいし、優勝できたら必然的についてくると思う」。1年半ぶりの4勝目をつかみ、メジャーへの扉をこじ開ける。(福岡県糸島市/中村文香)