PGAツアー観戦で見つけたヒント 三ヶ島かなは「昔のプレースタイル」を思い出した
◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(10日)◇東名CC(静岡)◇6530yd(パー72)◇晴れ(観衆3667人)
通算7アンダー6位に浮上した三ヶ島かなに懐かしい感覚が戻ってきた。「昔みたいなプレースタイルができたらいいぐらいで(回ったら)…。それがちゃんといい結果につながった」。4バーディ、ボギーなしの「68」をマークしたきっかけは、ロープの外にあった。
今週はプロアマ戦がなかったため、5日(月)と7日(水)にPGAツアー「ベイカレントCレクサス」の事前練習を見るため神奈川・横浜CCへ足を運んだ。「自分の練習より、イメージをつける方が大事だった」と、松山英樹らのプレーを間近で追い練習方法からコース上での振る舞いまで目に焼き付けた。「すごい衝撃を受けながら、絶対取り入れたいっていうものもたくさん見つけられた。早速実践したいと思ってやってるんですけど、それが良かった」と話す。
持ち帰ったものは「企業秘密です」と笑ったが、すぐに「試合でパットの時、練習しないんですよ」と種明かし。PGAツアーの選手は、最終的なアドレスに入る前に素振りを挟まず構えたらそのまま打つケースが目についた。「それぐらいシンプルに考えなきゃいけないなって思った。(自分は)あれこれ考えすぎだなって、見ててすごく思った。『シンプルに』っていうのだけ考えてたら、昔みたいなプレーができた」と話した。
さすがに“素振りゼロ”までは踏み切らなかったが、回数を減らして臨んだこの日は4番(パー3)で2mを沈めてバーディを先行。7番、8番(パー5)も短いチャンスをものにし、11番では5mを沈めた。最後までスコアカードにボギーを記すことはなかった。
コロナ禍による合併シーズンだった2020-21年の国内メジャー「ツアー選手権リコーカップ」で飾ったツアー初優勝。翌22年も7度のトップ10でシードを守ったが、23年以降は思うような結果を残せていない。「ツアー選手権」優勝による3年シードを行使して臨む今季もここまでトップ10はなく、年間ポイントランキング80位と低迷している。「悔しい。(調子が)戻ってきそうで、戻ってこれない」と浮上への糸口を探し続けている。首位を4打差で追う最終日は、「変わらず同じ準備をするだけ」。考えすぎず、シンプルに。PGAツアーでもらった刺激を、5年ぶりの勝利につなげたい。(静岡県裾野市/安平賢太郎)