2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ

神谷&入谷を20yd超オーバー 「飛ばした方がやりやすい」韓国17歳アマチュアの衝撃

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 2日目 オ・スミン
規格外の飛距離で2位ターンしたオ・スミン

◇国内女子◇ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目(8日)◇茨城ゴルフ倶楽部西コース(茨城)◇6718yd(パー72)◇曇り(観衆4562人)

圧倒的な飛距離だった。午後が深まりフォローが強まった511ydの17番(パー5)。神谷そらのドライバーショットは当たりが悪く左ラフに捕まった。入谷響は右ラフへ。オ・スミン(韓国)は「強く打とうと思ったら、右に大きく飛んでしまった」という。ドローがかかり切らず、ボールは右ラフへ。ただし、着弾地点は日本の飛ばし屋2人の20yd以上先だ。

残り192ydからの2オン狙いもすさまじい。ライはボールが沈んでおらず「フライヤーを頭に入れた」と手にしたクラブは5I。打球はグリーンをオーバーし、右奥ラフまでこぼれてしまった。

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 2日目 オ・スミン
415ydの18番は2打目がウェッジ

415ydの最終18番もすさまじかった。神谷の1Wはまたも当たりが悪く、右ラフへ。入谷は“振りちぎって”神谷の25yd先のフェアウェイに運んだ。オは「いい当たりだった」という。ストレートの弾道を描いたボールは、入谷を約30ydオーバー。2打目の残り距離は106yd、クラブはなんと54度のウェッジだった。

バンカーが効き、ドッグレッグホールもある林間コースの茨城GC西Cではある程度距離が出る選手なら要所でレイアップを選ぶ。それがセオリーのマネジメントだ。実際、381ydの16番では神谷も入谷もティショットはUTを握った。しかし、オは違う。「私はドライバーで距離を出していくプレーの方がやりやすい」とパー3を除く14ホール全部で1Wを握る。

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 2日目 オ・スミン
パー3を除く全14ホールで1Wを使う

身長173cmでスレンダーな17歳は強振しているように見えないスイングで「平均飛距離275yd」を誇る。12位だった昨年10月「マスターズGCレディース」は4日間平均のドライビングディスタンス272.75ydで1位。本大会は2日間平均で285.50ydとまたも1位。2位の穴井詩を14.75ydも引き離している。

17番は難しいライからアプローチでグリーンに乗せられず、18番はウェッジでミスショットし、いずれもパー。破壊的なゴルフは未完成ながら、15番(パー3)では打ち出し先にグリーン下段、その先に池が見える左下がりのライから、10ydのアプローチを1クッション入れてタップインパー。16番では花道から30ydをピッチ&ランで50㎝に寄せてパーでしのぐ器用さも見せた。

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 2日目 オ・スミン
友人のイ・ヒョソンに続く本大会優勝へ

通算3アンダー、首位と2打差2位で週末へ。「この2日間、コースセッティングの難しさを感じているので、いいスコアがうれしいです。目標だった予選通過ができたので、残り2日はJLPGAの雰囲気を満喫して、楽しみたいです」。今年9月に18歳になってプロ転向、その後に米女子ツアー予選会挑戦を目標に掲げるが、日本では「ラーメン、とんかつ」を満喫する少女らしい無邪気さも漂う。

2024年大会でアマチュア優勝を飾り、プロ転向したイ・ヒョソン(韓国)は同い年の仲良し。当時のイと同じ韓国ナショナルチームのユニフォーム姿のアマチュアが、再び国内メジャーを席巻する。(茨城県つくばみらい市/加藤裕一)

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